ハサミは預け入れ荷物に入れるべきですか？

ハサミは預け入れ荷物に入れるべき？ 空の旅の刃物事情を徹底解説！

旅行の準備、特に飛行機を利用する際は、持ち物について色々と気を配る必要がありますよね。中でも悩ましいのが、ハサミやカッターナイフといった刃物の扱いではないでしょうか？「ちょっとした工作に使いたいだけなのに…」と思いつつも、安全上の理由で機内持ち込みが制限されているのはご存知の通り。

結論から言えば、ハサミは原則として預け入れ荷物に入れるべきです。

航空会社や空港のセキュリティ規定は、テロ対策などを目的として厳格化されています。ハサミのような刃物は、凶器となりうる可能性があるため、機内への持ち込みは厳しく制限されています。実際に、国際線・国内線を問わず、ハサミを持ち込もうとして保安検査場で没収されてしまうケースは後を絶ちません。

しかし、「ハサミ」と一口に言っても、その種類や刃渡りの長さによって扱いが異なる場合があることも事実です。例えば、眉毛用の小さなハサミや、鼻毛切りハサミといった刃渡りの短いもの、先端が丸くなっている安全ハサミなどは、例外的に機内持ち込みが許可される場合もあります。

ただし、判断基準は保安検査員の裁量に委ねられる部分も大きく、同じ種類のハサミでも、空港や時間帯、担当者によって判断が異なることもありえます。そのため、確実に没収を避けるためには、どんなハサミであっても預け入れ荷物に入れるのが賢明と言えるでしょう。

預け入れ荷物に入れる際にも、いくつか注意点があります。

• 刃先を保護する: ハサミの刃先が露出したままだと、輸送中に他の荷物を傷つけたり、荷物を取り出す際に怪我をする危険性があります。厚紙や布で刃先を覆う、もしくはハサミケースに入れるなど、安全対策を必ず行いましょう。
• わかりやすい場所に梱包しない: ハサミが入っていることが一目でわかるような梱包は避けましょう。不必要な誤解や疑念を招く可能性があります。
• 不安な場合は事前に確認: 航空会社や利用する空港のセキュリティ規定を事前に確認するのが最も確実です。航空会社のウェブサイトで確認したり、電話で問い合わせるなどして、不安を解消しておきましょう。

もし機内持ち込みが発覚した場合、没収されるだけでなく、場合によっては保安検査に時間がかかったり、搭乗手続きに遅延が発生したりする可能性もあります。

安全でスムーズな空の旅のためにも、ハサミを含む刃物は預け入れ荷物に入れ、事前にしっかりと準備をしておきましょう。どうしても機内でハサミが必要な場合は、現地で購入する、もしくは保安検査後に空港内で販売されているものを購入するという方法も検討できます。

楽しい旅行のために、安全に関する情報をしっかりと把握し、快適な空の旅をお楽しみください。