パスポートに帰国スタンプがない場合、どうすればいいですか？

パスポートに帰国スタンプがない！その時どうする？

海外旅行から帰国した際、パスポートに帰国スタンプがないことに気づいたら、少し焦ってしまうかもしれません。 「もしかして不法入国扱いになってしまう？」「次回の出国に影響が出るのでは？」と不安になる方もいるでしょう。しかし、落ち着いて対処すれば、大抵の場合は問題ありません。この記事では、帰国スタンプがない場合の対処法や注意点について詳しく解説します。

まず、ご安心ください。帰国スタンプがないからといって、すぐに不法入国とみなされることはありません。日本は自動化ゲートの導入が進み、そもそもスタンプが押されないケースも増えています。また、係員のミスでスタンプが漏れる可能性もゼロではありません。

では、帰国スタンプがない場合、具体的にどうすれば良いのでしょうか？

1. 帰国日を確認できる書類を探す

帰国日を証明できる書類を探しましょう。最も有効なのは、航空券の半券（搭乗券の控え）です。Eチケットの場合は、印刷したものやスマートフォンの画面キャプチャでも構いません。他に有効な書類としては、出入国カードの控え、ホテルの領収書、クレジットカードの利用明細、海外旅行保険の証書などが挙げられます。これらの書類は、帰国日だけでなく、旅行期間全体を証明する証拠にもなります。

2. 入国管理局に問い合わせる

帰国日を証明できる書類が見つからない場合は、入国管理局に問い合わせましょう。管轄の入国管理局に電話で連絡し、状況を説明してください。氏名、パスポート番号、帰国日、利用した航空会社や便名などを聞かれるので、正確に伝えましょう。場合によっては、入国管理局に出向いて事情を説明する必要があるかもしれません。その際は、身分証明書を持参しましょう。

入国管理局では、出入国記録データベースを参照して、あなたの入国記録を確認してくれます。記録があれば、帰国スタンプの漏れであったことが証明され、特に問題にはなりません。データベースに記録がない場合は、さらに詳しい調査が必要となる可能性があります。

3. 今後のためにできること

帰国スタンプがないという事態を避けるために、いくつか対策を講じることができます。

• 自動化ゲート利用時の確認: 自動化ゲートを利用する際は、パスポートにスタンプが押されていないことを確認し、不安な場合は係員にスタンプを押してもらうよう依頼しましょう。
• 帰国時にスタンプの確認: 税関検査を通過した後、パスポートに帰国スタンプが押されているか必ず確認しましょう。もし押されていない場合は、すぐに近くの係員に申し出ましょう。
• 書類の保管: 航空券の半券や出入国カードの控えなど、旅行に関する書類は大切に保管しておきましょう。これらの書類は、帰国スタンプがない場合だけでなく、その他のトラブル発生時にも役立ちます。

まとめ

パスポートに帰国スタンプがないと不安になりますが、落ち着いて対処すれば問題ありません。帰国日を証明できる書類を探し、見つからない場合は入国管理局に問い合わせましょう。また、今後のために、自動化ゲート利用時や帰国時の確認、書類の保管を徹底することをお勧めします。スムーズな出入国のために、これらの点に注意して、快適な海外旅行を楽しみましょう。