京都の観光客数は？

京都の観光客数、コロナ禍前の水準に回復

京都府の観光客数は、2023年（令和5年）に7,518万人となり、前年比113%の増加を示しました。これは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミック前の2019年（令和元年）の観光客数とほぼ同水準の回復を示しています。

京都府の観光客数は、2020年と2021年に大幅に減少しましたが、2022年には回復の兆しが見られました。2023年にはさらに顕著な回復を遂げ、府域全体で2019年比20%の増加となりました。

この回復は、主に以下のような要因によるものです。

• 国内旅行需要の回復: パンデミックの制限が緩和され、人々が旅行を再開しました。
• 海外からの渡航制限の緩和: 一部の国からの観光客が京都を訪れることができるようになりました。
• 国内外のマーケティングキャンペーン: 京都府は、国内外に向けて京都の観光スポットを宣伝するキャンペーンを実施しました。

地域別では、北部の丹後地方と南部の亀岡市が特に顕著な増加を示しました。丹後地方では、自然豊かな海岸線と温泉が人気を集めました。亀岡市では、嵐山地区の竹林や天竜寺など、文化的・歴史的観光スポットが観光客を魅了しました。

京都市の観光客数も、2023年には増加しました。京都市は、世界遺産の清水寺や金閣寺など、有名な観光スポットを数多く有しています。また、市内には伝統的な文化や芸術を楽しむことができる施設が多くあります。

京都府の観光客数の回復は、地元経済にプラスの効果をもたらしています。ホテル、レストラン、観光施設などは、観光客の増加から恩恵を受けています。また、観光客は地元の伝統工芸品や農産物のお土産を購入することで、地域産業を支援しています。

京都府は、今後も観光客の回復を促進するための取り組みを続けていく予定です。これには、海外からの渡航制限のさらなる緩和、国内外のマーケティングキャンペーンの強化、観光インフラの改善などが含まれます。