免税の液体を機内に持ち込むには?

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機内持ち込み可能な液体の容量は100mlまでで、透明で再封可能な袋に入れなければなりません。また、1人につき1袋のみ持ち込めます。

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空港の免税店で買った液体、機内持ち込みは本当にOK?知っておくべき免税品のルール

旅行の楽しみの一つ、それは空港の免税店でのお買い物。普段は手の届かない高級ブランド品や、お土産に最適なチョコレートなど、魅力的な商品がずらりと並んでいます。特に香水や化粧品といった液体物は、免税価格でお得に購入できるとあって、ついつい買いすぎてしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、ここで注意したいのが「液体物の機内持ち込み制限」です。通常、100mlを超える液体は機内持ち込みが禁止されていますが、免税店で購入した液体は例外として扱われる場合があります。ただし、いくつかの条件を満たす必要があることをご存知でしょうか?

今回は、免税店で購入した液体を機内に持ち込むためのルールについて、詳しく解説します。

1. 免税店で購入したことを証明する:

免税店で購入した液体は、購入時に「STEB」(Secure Tamper-Evident Bag)と呼ばれる特殊な袋に入れられ、封印されます。これは、未開封であることを証明するためのもので、袋には購入証明書(レシート)が添付されます。このSTEBは、到着地の空港で開封するまで、絶対に開封してはいけません。開封してしまうと、液体物の持ち込み制限が適用され、没収されてしまう可能性があります。

2. 乗り継ぎ便がある場合の注意点:

乗り継ぎ便がある場合は、特に注意が必要です。最終目的地に到着するまでSTEBを絶対に開封しないようにしてください。また、国によってはSTEBの有効期限が設けられている場合や、乗り継ぎ便での持ち込みを禁止している場合があります。事前に利用する航空会社や空港のウェブサイトで確認することをおすすめします。

3. 国によって異なるルール:

免税品の扱いについては、国によってルールが異なる場合があります。EU諸国では、EU域内の空港で購入した免税品であれば、STEBに入れられていなくても、機内持ち込みが許可される場合があります。一方、アメリカやカナダなどでは、より厳しいルールが適用される場合があります。渡航先の国のルールを事前に確認しておくことが重要です。

4. 具体的な例と注意点:

例えば、日本からヨーロッパ経由でアメリカへ旅行する場合を考えてみましょう。日本の免税店で香水を購入しSTEBに入れた場合、ヨーロッパの空港では乗り継ぎの際に再度セキュリティチェックを受けることになります。この時、STEBが破れていたり、開封されていたりすると、アメリカへの持ち込みは許可されません。

5. 事前確認の重要性:

最も確実な方法は、事前に利用する航空会社または空港のウェブサイトで情報を確認することです。航空会社によっては、免税品の持ち込みに関する詳細な情報を提供している場合があります。また、空港の免税店で働くスタッフに質問することも有効です。

まとめ:

免税店で購入した液体は、STEBと呼ばれる特殊な袋に入れられ、購入証明書を添付することで、機内持ち込みが許可される場合があります。しかし、乗り継ぎ便がある場合や、国によってルールが異なる場合があるため、事前に利用する航空会社や空港のウェブサイトで情報を確認することが重要です。ルールをしっかりと守り、安心して旅行を楽しみましょう。