新宿御苑の入口は何箇所ありますか?

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広大な新宿御苑は、約18万坪、周囲3.5kmにも及ぶ面積を誇ります。その広大な敷地へのアクセスを容易にするため、園内には大小3つの正門が設けられています。各門の周辺環境も異なり、それぞれの入口から異なる景色を楽しめます。

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新宿御苑の3つの顔、それぞれの入り口から始まる物語

広大な緑のオアシス、新宿御苑。都会の喧騒を忘れさせてくれる約18万坪の広大な敷地には、日本庭園、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園と、趣の異なる庭園が織りなす美しい景観が広がっています。その広さゆえ、訪れる人々を迷わせないように、新宿御苑には3つの主要な入り口が設けられています。それぞれの入り口は周辺の環境と繋がっており、そこから始まる物語もまた異なるのです。

1.新宿門:新宿駅からのアクセス至便、洗練された都市の息吹を感じて

新宿門は、その名の通り新宿駅に最も近い入り口です。新宿駅南口から徒歩約10分という好立地から、多くの人々が最初に訪れる門と言えるでしょう。周囲は高層ビルが立ち並び、洗練された都市の雰囲気が漂います。新宿門から入園すると、広々とした芝生広場が目の前に広がり、開放的な気分に浸れます。都会の喧騒から一歩足を踏み入れた瞬間、まるで別世界に来たかのような感覚を覚えるでしょう。春には桜、秋には紅葉と、四季折々の彩りを楽しむことができるのも魅力です。

2.大木戸門:歴史と自然が調和する、静謐な空間への誘い

大木戸門は、かつて江戸時代に内藤家の屋敷があった場所の名残をとどめる入り口です。新宿御苑の東側に位置し、東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅から徒歩約5分と、こちらもアクセスは良好です。周辺は閑静な住宅街で、新宿門とは対照的に落ち着いた雰囲気が漂います。大木戸門から入園すると、すぐ右手に歴史を感じさせる大木戸休憩所があります。ここは、かつて御苑の庭園管理事務所として使われていた建物を改修したもので、当時の面影を残しています。大木戸門は、静かに自然と歴史に触れたい方におすすめの入り口です。

3.千駄ヶ谷門:緑豊かな並木道を進み、優雅な時を過ごす

千駄ヶ谷門は、新宿御苑の北側に位置し、JR千駄ヶ谷駅から徒歩約5分です。周辺には東京体育館や明治神宮外苑など、緑豊かなエリアが広がっています。千駄ヶ谷門から入園するまでの道は、木々に囲まれた並木道となっており、歩いているだけでも心が安らぎます。千駄ヶ谷門から入園すると、イギリス風景式庭園が広がります。広大な芝生と、それを囲むように配置された木々、そして池が織りなす風景は、まるで絵画のようです。千駄ヶ谷門は、ゆったりと時間をかけて散策を楽しみたい方におすすめの入り口です。

3つの入り口、それぞれが異なる表情を持つ新宿御苑。どの門から入るかによって、その日の気分や目的に合わせた楽しみ方ができるでしょう。事前にどの入り口から入るか決めて、それぞれの入り口から始まる物語を体験してみてはいかがでしょうか。きっと、新たな発見があるはずです。