旅行の餞別につけるのしは？

旅立ちを祝うお餞別の熨斗

親しい人の旅行に際してお餞別を贈る際には、熨斗を添えてお祝いムードを演出しましょう。適切な熨斗の選び方をご紹介します。

定番の紅白蝶結び

お祝いの熨斗として広く用いられているのが、紅白蝶結びです。この結びは、「何度でも結べる」ことから、何度でも良いお祝いを表します。旅行もその人の人生にとって良い出来事であり、幸せな旅となることを願うギフトに最適です。

縁結びを願う結び切り

新婚旅行などの場合は、より強く縁が続くことを意味する結び切りがおすすめです。この結び方は、一度結ぶと解けないことから、「固く結ばれる」という縁起の良い意味を持ちます。旅先で夫婦やカップルが絆を深めることを祈願しましょう。

水引の選び方

お餞別の金額によって、水引の太さを選びましょう。一般的な目安としては、以下の通りです。

• 5,000円未満：5mm
• 5,000～10,000円：7mm
• 10,000円以上：9mm

表書き

お餞別の表書きには、「御餞別」または「御旅費」と記載します。お祝いの気持ちを込めて、心を込めた筆字で書くのがよいでしょう。

書き方

熨斗の上部の四角形に表書きを、下部の細長い部分に贈り主の名前を書きます。名前は苗字のみでも構いませんが、フルネームで書くこともできます。

その他の注意点

• 水引の色は、赤と白の組み合わせが一般的ですが、金や銀の水引を使用することもできます。
• 熨斗には、上部に鮑結び（あわびむすび）を飾りましょう。
• お餞別の金額は、奇数にするのが縁起が良いとされています。