JALのJGCは終了しましたか?

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JALグローバルクラブ(JGC)の名称は廃止され、JALライフステータスに移行しました。JGCライフマイルによる資格判定は2023年4月末で終了、関連特典の提供も同年10月で終了しています。 今後はJALライフステータスプログラムによる会員資格と特典が提供されます。
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JALのJGCは終了? 新生「JALライフステータス」への移行で何が変わるのか

日本航空(JAL)の上級会員プログラム「JGC(JALグローバルクラブ)」という名称を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。長年、ステータスシンボルとして、そして多くの旅行者にとって憧れの的であったJGC。しかし、2023年をもってその名称は姿を消し、「JALライフステータス」へと生まれ変わりました。

これは単なる名称変更にとどまらず、プログラムの根幹に関わる大きな変化です。JGC時代の中核を担っていた「JGCライフマイル」による資格判定は2023年4月末で終了。それに伴い、JGCライフマイル関連の特典提供も同年10月で終了しました。

では、JGCは本当に「終了」したと言えるのでしょうか?そして、新生「JALライフステータス」への移行は、会員にとってどのような変化をもたらすのでしょうか?

結論から言うと、JGCという「名称」と「JGCライフマイル」による運用は終了しましたが、上級会員プログラムそのものがなくなったわけではありません。むしろ、JALは「JALライフステータス」として、より現代のライフスタイルに寄り添った、多様な価値観に対応できるプログラムへと進化させようとしているのです。

従来のJGCは、フライト回数や搭乗マイルを重視したプログラムでした。そのため、ビジネスで頻繁に飛行機を利用する人にとってはメリットが大きかった一方、フライト機会が少ない人にとっては、ステータス獲得のハードルが高く感じられることもありました。

「JALライフステータス」では、フライトだけでなく、JALカードの利用やJALグループサービスの利用など、日常生活におけるJALとの接点をより重視するようになります。これにより、フライト機会が少ない人でも、JALグループサービスを積極的に利用することでステータス獲得を目指せるようになりました。

具体的には、新たに「FLY ON ポイント」と「e JALポイント」という2つのポイント軸が導入されました。FLY ONポイントは従来の搭乗実績に相当し、搭乗クラスや距離に応じて加算されます。一方、e JALポイントはJALカードの利用やJALショッピング、提携サービスの利用などで貯めることができます。ステータス獲得には、FLY ONポイントに加えて、e JALポイントも一定数必要となります。

この変更により、より多くの会員がステータス獲得のチャンスを得られるようになったと言えるでしょう。また、日常生活におけるJALグループサービスの利用促進にも繋がるため、JALにとってもメリットがあります。

もちろん、従来のJGC会員にとって重要な特典、例えばラウンジアクセスや優先搭乗、手荷物優待などは、「JALライフステータス」でも引き続き提供されます。さらに、新たな特典も追加される予定であり、今後の展開に期待が持てます。

変化は時に不安を伴うものですが、「JALライフステータス」への移行は、より多くの人にとってメリットのある、より時代に即したプログラムへの進化と言えるでしょう。JGC時代からの会員も、これからJALの上級会員を目指す人も、新たなプログラムの特徴を理解し、より充実したサービスを享受できるようになると良いですね。 JALは、単なる移動手段の提供にとどまらず、ライフスタイル全体を豊かにするパートナーとして、更なる進化を続けていくことでしょう。