K-etaなしで韓国に入国できますか？

韓国への入国、K-ETAはもう必要ない？ それとも？ 2025年以降の新たな出入国管理制度について解説します。

韓国旅行を計画されている方にとって、K-ETA（Korea Electronic Travel Authorization）は、以前は必須の申請手続きでした。しかし、2024年末から状況が変わろうとしています。2025年以降、K-ETAなしで韓国に入国できる国・地域が増えるのです。とはいえ、「K-ETA不要」と聞いても、混乱する方も多いのではないでしょうか。そこで、K-ETAと新しい入国制度について、詳しく解説します。

結論から言うと、2025年中は、日本を含む22の国と地域の国民は、観光目的であれば、原則としてK-ETAなしで韓国に入国できます。 これは、韓国政府が観光客の利便性向上を目的として導入した政策です。長蛇の列に並ぶ必要がなくなり、スムーズな入国が可能となることは、旅行者にとって大きなメリットです。パスポートと有効なビザ（必要な場合）さえあれば、入国審査に臨むことができるようになります。

しかし、「K-ETA不要」だからといって、全ての煩わしさが解消されるわけではありません。 K-ETAは、電子的な事前審査システムであり、そのメリットは単に入国審査の簡素化だけではありません。K-ETA申請者には、入国カードの記入省略などの特典が提供されていたのです。

具体的には、仁川国際空港など主要空港に到着後、紙の入国カードに記入する必要がなくなります。これは、特に時間的な制約のある旅行者にとって大きな利点です。さらに、K-ETA申請時に登録した情報に基づき、スムーズな入国審査が行われます。

では、2025年以降、K-ETAは完全に廃止されるのでしょうか？ 答えは「いいえ」です。

2025年1月以降も、K-ETAの申請は可能です。 K-ETAを申請することで、これまで通り入国カード記入の省略などの特典を受けることができます。 これは、スムーズな入国を優先したい方、あるいは、万が一のトラブル発生時の備えとして、K-ETAを申請しておきたい方にとって、依然として有効な選択肢と言えます。

つまり、2025年以降の韓国入国は、大きく分けて2つの方法があります。

1. K-ETAなしで入国: パスポートとビザ（必要な場合）のみで入国。入国カードの記入が必要となり、入国審査に時間がかかる可能性があります。
2. K-ETAありで入国: K-ETAを事前に申請して入国。入国カード記入省略などの特典を受け、スムーズな入国審査が期待できます。

どちらの方法を選ぶかは、個々の旅行者の状況や優先順位によって異なります。時間的な余裕がある方や、入国カード記入の手間を省きたいと考えていない方は、K-ETAなしで入国を選択できます。一方、スムーズな入国を重視する方、あるいは何らかの理由で入国審査に不安を感じる方は、K-ETAを申請しておく方が安心です。

最終的には、ご自身の旅行スタイルやリスク許容度を考慮し、最適な方法を選択することが重要です。 韓国旅行を計画する際には、最新の情報を韓国政府の公式ウェブサイトなどで確認し、スムーズな旅を実現してください。 この記事が、皆様の韓国旅行計画の一助となれば幸いです。