マイナンバー証明書が使えないのはなぜですか?

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マイナンバーカードの電子証明書が失効しているか、利用者証明用電子証明書に設定した4桁の暗証番号がロックされている可能性があります。また、マイナンバーカードに記載されている住所が現住所と異なる場合も、利用できない原因となります。これらの情報を確認し、必要に応じて更新や再設定の手続きを行ってください。

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マイナンバーカードの電子証明書、なぜ使えない? 知っておくべき落とし穴と解決策

マイナンバーカードは、身分証明書としての利用はもちろん、オンラインでの行政手続きや民間サービスへのログインにも利用できる便利なツールです。しかし、「いざ使おうとしたら、なぜか使えない!」という経験をした方も少なくないのではないでしょうか。

考えられる原因はいくつかありますが、多くの場合、以下のいずれかに該当します。

1. 電子証明書の有効期限切れ:

電子証明書には、有効期限があります。マイナンバーカードの表面に記載されている有効期限とは異なり、電子証明書の有効期限は発行から5年間です。有効期限が切れている場合は、更新手続きを行う必要があります。更新手続きは、お住まいの市区町村の窓口で行うか、一部のコンビニエンスストアに設置されているキオスク端末で可能です。

2. 暗証番号の誤入力によるロック:

利用者証明用電子証明書(主にコンビニでの証明書発行などに使用)に設定した4桁の暗証番号を、連続して複数回間違えるとロックがかかります。ロックされた場合は、お住まいの市区町村の窓口で暗証番号の再設定が必要です。暗証番号を忘れてしまった場合も同様に、再設定が必要になります。

3. 住所変更手続きの未実施:

マイナンバーカードに記載されている住所が現住所と異なる場合、一部のオンラインサービスや証明書発行サービスが利用できなくなることがあります。引っ越しなどで住所が変わった際は、速やかに住所変更手続きを行いましょう。住所変更手続きは、お住まいの市区町村の窓口で行います。

4. ICチップの破損や汚損:

マイナンバーカードに内蔵されているICチップが破損したり、汚れたりすると、正常に読み取れなくなることがあります。カードを丁寧に扱い、汚れが付着した場合は柔らかい布で優しく拭き取ってください。ICチップの破損が疑われる場合は、お住まいの市区町村の窓口で再発行手続きを行う必要があります。

5. システム側の不具合:

まれに、システム側の不具合によってマイナンバーカードが利用できない場合があります。この場合は、時間をおいて再度試すか、利用しているサービス提供元に問い合わせてみましょう。

6. カードリーダーとの相性問題:

自宅でオンライン手続きを行う際に使用するカードリーダーが、マイナンバーカードに対応していない、またはドライバーが古いなどの理由で、正常に読み取れない場合があります。カードリーダーのメーカーサイトで、対応機種や最新のドライバーを確認しましょう。

解決策と予防策:

  • 定期的な有効期限の確認: 電子証明書の有効期限を定期的に確認し、期限切れ前に更新手続きを行いましょう。
  • 暗証番号の管理: 暗証番号は忘れないように控えを取るか、覚えやすいものに変更しましょう。ただし、セキュリティを考慮し、生年月日や電話番号など推測されやすいものは避けてください。
  • 住所変更手続きの徹底: 引っ越しなどで住所が変わった際は、速やかに住所変更手続きを行いましょう。
  • カードの適切な保管: マイナンバーカードを丁寧に扱い、高温多湿な場所や磁気の強い場所での保管は避けましょう。
  • カードリーダーの確認: 自宅で使用するカードリーダーがマイナンバーカードに対応しているか確認し、常に最新のドライバーをインストールしておきましょう。

マイナンバーカードが利用できない場合は、上記のような原因を一つずつ確認し、適切な対処を行うことでスムーズに利用できるようになります。もし原因が特定できない場合は、お住まいの市区町村の窓口に相談してみましょう。