技能実習生1号と2号の違いは何ですか?

6 ビュー

技能実習1号は入国後1年間、2号は2~3年目に与えられる在留資格です。2号は、1号から移行した実習生が対象となる「移行対象職種」のみに従事できます。つまり、期間と職種に違いがあり、2号はより専門的な技能習得を目的としています。

コメント 0 好き

技能実習生1号と2号の違い

技能実習生制度において、1号と2号の在留資格には以下のような違いがあります。

期間

  • 1号: 入国後1年間
  • 2号: 2年目から3年目

対象業務

  • 1号: 実習計画に基づいた幅広い業務
  • 2号: 「移行対象職種」に指定された専門的な業務のみに従事可能

移行

  • 1号から2号への移行は、実習計画に従って1年目の実習を修了し、かつ「移行対象職種」に就く場合にのみ認められます。

移行対象職種

「移行対象職種」は、厚生労働省が指定する、日本の産業にとって重要な高度な技能を有する外国人労働者が従事する職種です。以下のような職種が含まれます。

  • 建設業の鉄筋工、建築塗装工
  • 自動車整備業の自動車整備士
  • 医療福祉業の介護福祉士

その他の相違点

  • 収入: 2号は1号よりも収入が高くなる傾向があります。
  • 福利厚生: 2号は1号よりも充実した福利厚生を受けられる場合があります。
  • 日本語能力: 2号は1号よりも高い日本語能力が求められます。

目的の違い

  • 1号: 基礎的な技能の習得を目的としています。
  • 2号: より専門的な技能を習得し、日本の産業に貢献することを目的としています。

総じて、技能実習生1号と2号は期間、対象業務、目的において異なります。2号は1号から移行した実習生が、より高度な技能を習得するための資格です。