確定申告で旧姓の源泉徴収票は必要ですか？

確定申告において旧姓の源泉徴収票は必要？

確定申告では、原則として源泉徴収票の添付は不要です。そのため、旧姓の源泉徴収票もそのまま旧姓・旧住所で申告することができます。

各個人の源泉徴収票はマイナンバーと紐付けられています。そのため、氏名や住所が異なっていても、税務署では適切に処理されます。旧姓の源泉徴収票を提示しなくても、マイナンバーによって正確な所得情報が確認されます。

しかし、以下のようなケースでは、旧姓の源泉徴収票が必要になる場合があります。

• 旧姓で受け取った所得がマイナンバーに紐付けられていない場合: マイナンバー制度が導入される前、あるいは海外での所得など、マイナンバーに紐付けられていない所得がある場合は、源泉徴収票の原本を添付する必要があります。
• 氏名変更の届出が確定申告期限までに完了していない場合: 確定申告の期限までに氏が変更した届け出が完了していない場合、旧姓の源泉徴収票を添付することが求められる場合があります。

また、旧姓の源泉徴収票を紛失してしまった場合は、再発行を要請する必要があります。再発行には時間がかかる場合があるため、確定申告の期限前に余裕を持って手続きを行いましょう。

確定申告書に記載する所得金額は、源泉徴収票に記載されている金額を基に記入します。旧姓の源泉徴収票を使用する場合は、源泉徴収票の金額を正確に転記し、旧姓・旧住所を記載してください。マイナンバーと紐付けられているため、氏名や住所の変更は必要ありません。

なお、確定申告に関する最新の情報や詳細は、国税庁のウェブサイトや税務署に直接お問い合わせください。