確定申告の過去の記録は閲覧できますか?

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確定申告書等のデータをご自身の端末に保存している場合、過去の申告書を閲覧・印刷可能です。スマートフォンやパソコンで作成したデータを利用し、過去の申告内容を確認できます。保存場所を事前に確認しておきましょう。

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確定申告の過去の記録、どこまで見れる?自分の記録をしっかり管理する方法

確定申告。毎年やってくる一大イベントですが、終わった途端に記憶の彼方へ…なんて方も多いのではないでしょうか。しかし、過去の申告内容を確認する必要が出てくる場面は意外とあります。住宅ローン控除の継続手続き、医療費控除の再確認、あるいは単に収入の推移を把握したい時など。では、過去の確定申告の記録は、どのように閲覧できるのでしょうか?

ご自身でデータ保存している場合は、スマートフォンやパソコンからアクセスし、過去の申告書を閲覧・印刷できます。確定申告書作成コーナーで作成・保存したデータ、あるいはe-Taxソフトで作成したデータなどが該当します。これらのデータは、外付けHDDやクラウドストレージなど、安全な場所に保管しておきましょう。保存場所を忘れてしまうと、せっかくの記録も宝の持ち腐れになってしまいます。定期的にバックアップを取り、整理整頓しておくことをお勧めします。

e-Taxを利用した場合、過去の申告データは「確定申告等作成コーナー」の「申告データの閲覧」から確認できます。最大で過去7年分の申告データが閲覧可能です。ただし、e-Taxの利用開始時期によっては、7年分全てのデータが閲覧できない場合もありますのでご注意ください。

e-Taxを利用していない場合でも、税務署で確定申告書を提出していれば、その記録は税務署に保管されています。「所得証明書」を請求することで、過去の申告内容に基づく所得金額などを確認することができます。所得証明書の交付には手数料がかかり、申請から交付まで数日かかる場合もあります。必要な場合は余裕を持って申請しましょう。

また、確定申告書控えを大切に保管しておくことも重要です。控えは、申告内容の確認だけでなく、税務調査が入った場合の重要な資料となります。提出した確定申告書と同じ内容の控えを、最低でも5年間は保管しておくことをお勧めします。

近年、マイナンバーカードを利用した確定申告も普及しています。マイナンバーカードを利用すると、過去の申告内容の一部が自動入力されるなど、申告手続きが簡素化されます。また、マイナポータルを通じて、過去の申告内容を確認できるサービスも提供されています。今後、ますます利便性が高まっていくことが期待されます。

確定申告の記録は、自身の財政状況を把握する上で貴重な情報源です。適切に管理することで、将来のライフプランニングにも役立ちます。データの保存場所をしっかり把握し、必要な書類は大切に保管しておきましょう。

さらに、確定申告に関する情報は、国税庁のウェブサイトでも詳しく解説されています。不明な点があれば、ウェブサイトを確認したり、税務署に問い合わせるなどして、正確な情報を入手するように心がけましょう。

自身の記録をしっかりと管理し、確定申告をスムーズに進め、より良い財政管理を実現しましょう。