退職時に源泉徴収票をもらっていない場合どうすればいいですか?

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退職後の源泉徴収票の入手には、元会社に発行を依頼する方法があります。しかし、それでも入手できない場合は、税務署に「源泉徴収票不交付の届出手続き」を実施できます。税務署への手続きは手数料無料で、給与明細書のコピーも一緒に提出するとスムーズです。

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退職時に源泉徴収票を受け取れない場合の対処法

退職手続きの際には、源泉徴収票の受け取りが不可欠です。しかし、何らかの理由で源泉徴収票が発行されない場合は、以下のような対処法があります。

1. 元会社に発行を依頼する

まず、元会社に源泉徴収票の発行を求めましょう。会社側は法的に源泉徴収票を発行する義務があります。退職後であっても、発行を依頼することができます。

2. 税務署に「源泉徴収票不交付の届出手続き」を行う

元会社から発行が得られない場合、税務署に「源泉徴収票不交付の届出手続き」を行います。これは手数料が無料の申告書を税務署に提出することにより行えます。

以下の書類を添付する必要があります。

  • 届出書(税務署のホームページからダウンロード可)
  • 給与明細書のコピー(給与額、源泉徴収額などが記載されているもの)

税務署への提出方法

税務署への提出方法は以下から選択できます。

  • 窓口での提出
  • 郵送での提出
  • e-Taxによる提出(電子申告)

注意点

  • 届出書の提出期限は、源泉徴収票を本来受領すべき日から1か月以内です。
  • 届出書類には、退職した会社の名称、住所、担当者などの情報が必要です。
  • 給与明細書がなければ、記載事項で代用することもできますが、税務調査の際に提出を求められる可能性があります。

税務署による処理

税務署は届出書を受理すると、元会社に対して調査を行います。調査により源泉徴収票が発行されていないことが確認されると、税務署が代わりに対象者分の源泉徴収票を発行します。

発行までの期間

税務署による処理には時間がかかる場合があります。通常、届出書の受理から発行まで1~2か月程度かかります。必要な場合は、税務署に進捗状況を確認してください。

源泉徴収票が不可欠な理由

源泉徴収票は、確定申告時に必要不可欠な書類です。源泉徴収票がないと、税金の計算や還付額の確定ができません。また、各種控除を適用するためにも源泉徴収票が必要です。

退職後であっても、源泉徴収票は確実に受け取るようにしましょう。上記の手続きを適切に行うことで、税金の手続きをスムーズに行うことができます。