12月いっぱいで退職する人には源泉徴収票は発行されないのですか?

3 ビュー

12月で退職しても、その年の1月~12月分の給与をまとめた源泉徴収票は発行されます。ただし、給与支払日が翌月払いの場合、1月分の給与についても別途源泉徴収票が必要となる点に注意しましょう。 最終給与の支払月が重要です。

コメント 0 好き

12月退職でも源泉徴収票はもらえる?年末調整や確定申告はどうなるの?

12月で退職、いよいよ新しい生活の始まり!でも、ちょっと待って。年末調整や確定申告はどうなるの?源泉徴収票はもらえるの?そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。特に12月は慌ただしく、手続き関係は見落としがちです。そこで、この記事では12月退職時の源泉徴収票の発行、年末調整、確定申告について詳しく解説します。

まず、一番気になる源泉徴収票ですが、12月で退職しても、その年の1月1日から12月31日までの収入をまとめた源泉徴収票は必ず発行されます。これは法律で定められていますので、ご安心ください。退職日が12月のいつであっても、その年の収入全体が記載された源泉徴収票を受け取る権利があります。会社は、通常翌年の1月末までに発行する義務があります。もし、受け取っていない場合は、速やかに会社に問い合わせましょう。

ただし、ここで注意が必要なのは給与の支払日です。多くの企業では、12月分の給与は翌年1月に支払われます。この場合、12月分給与の情報は、1月1日から12月31日までの源泉徴収票には含まれません。1月分の給与については、翌々年の1月末までに、別の源泉徴収票が発行されます。 つまり、12月退職の場合は、状況によって二枚の源泉徴収票を受け取ることになる可能性があるのです。

では、年末調整はどうなるのでしょうか?12月31日時点で会社に在籍していない場合、原則としてその会社での年末調整は行われません。すでに退職しているため、会社が年末調整を行う対象外となるからです。この場合、自分で確定申告を行う必要があります。

確定申告と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実はそれほど複雑ではありません。必要な書類を揃えて税務署に提出、もしくはオンラインで手続きを行うだけです。源泉徴収票はもちろん、生命保険料控除証明書や医療費控除の明細など、控除を受けるための書類も忘れずに準備しましょう。

確定申告の時期は、翌年2月16日から3月15日までです。この期間内に、前年の1月1日から12月31日までの所得を申告します。12月退職の場合、前職の源泉徴収票と、もしあれば再就職先の源泉徴収票(あるいは年末調整済みの給与所得の源泉徴収票)を元に申告を行います。

また、年末調整と確定申告の違いを理解しておくことも重要です。年末調整は、会社が従業員に代わって年末に所得税の精算を行う手続きです。一方、確定申告は、納税者自身が1年間の所得を計算し、税金を申告・納付する手続きです。12月退職の場合は、自分で確定申告を行うことで、払いすぎた税金の還付を受けられる可能性があります。

まとめると、12月退職でも源泉徴収票は発行されますが、給与の支払日によっては二枚発行される場合もあります。年末調整は行われないため、自分で確定申告を行いましょう。手続きは少し面倒に感じるかもしれませんが、正確な申告を行うことで、思わぬ税金の還付を受けられるかもしれません。退職後の新しい生活に向けて、しっかりと手続きを済ませておきましょう。わからないことは、税務署や税理士に相談することをおすすめします。焦らず、一つずつ丁寧に確認していくことで、スムーズな手続きが可能です。