インフルエンザで病院に行くには？

インフルエンザで病院に行くには？ ～迷った時の判断と受診の流れ～

冬になると流行するインフルエンザ。高熱や倦怠感など、辛い症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。自己判断で市販薬を服用したり、無理をして日常生活を送ったりするのではなく、適切なタイミングで医療機関を受診することが重要です。

「でも、どんな症状が出たら病院に行けばいいの？」「病院に行く前に何か準備は必要？」

この記事では、インフルエンザで病院に行くべき判断基準と、スムーズな受診のための具体的な手順について詳しく解説します。

インフルエンザの症状、病院に行くべき？それとも様子見？

インフルエンザの主な症状は、38度以上の高熱、悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などです。咳や鼻水などの風邪症状が出る場合もあります。これらの症状が現れたからといって、必ずしもすぐに病院に行く必要があるわけではありません。軽症の場合は、自宅で安静にして水分をこまめに摂り、様子を見ることも可能です。

しかし、以下の症状が現れた場合は、重症化する可能性があるため、速やかに医療機関への受診を検討しましょう。

• 呼吸が苦しい、息切れがする
• 胸に痛みや圧迫感がある
• 意識がもうろうとしている、反応が鈍い
• 痙攣を起こしている
• 乳幼児、高齢者、基礎疾患のある方で、高熱が続く、症状が改善しない

特に、乳幼児や高齢者、持病のある方は、インフルエンザが重症化しやすい傾向にあります。少しでも異変を感じたら、早めに医療機関に相談することが大切です。

病院に行く前に！スムーズな受診のための３ステップ

インフルエンザの疑いがある場合、いきなり病院に駆け込むのではなく、以下の手順を踏むことで、よりスムーズに受診することができます。

ステップ１：発熱相談センターへ連絡

まずは、お住まいの地域の「発熱相談センター」に電話で相談しましょう。発熱相談センターでは、症状や状況に応じて、適切な医療機関を案内してくれます。また、検査の必要性や受診のタイミングについてもアドバイスを受けることができます。

ステップ２：医療機関へ電話連絡

発熱相談センターで案内された医療機関、もしくはかかりつけ医に、事前に電話で連絡を入れましょう。インフルエンザの疑いがあることを伝え、受診方法や手順を確認することが重要です。直接病院に行くと、他の患者さんへ感染を広げるリスクがあるため、院内の待合室ではなく、別の場所で待機するように指示される場合があります。

ステップ３：指示に従って受診

医療機関からの指示に従って、指定された時間と方法で受診しましょう。マスクを着用し、咳エチケットを徹底することはもちろん、移動中は人混みを避けるなど、感染拡大防止に配慮することが大切です。

かかりつけ医の存在の重要性

日頃からかかりつけ医を持っている場合は、インフルエンザの疑いがある場合も、まずはかかりつけ医に相談することをお勧めします。かかりつけ医は、あなたの健康状態や過去の病歴を把握しているため、より適切なアドバイスや治療を提供することができます。また、他の医療機関への紹介状を書いてもらうことも可能です。

まとめ：早めの相談と適切な行動で、インフルエンザを乗り切ろう

インフルエンザは、適切な対応をすれば、通常は数日で回復します。自己判断で対応するのではなく、発熱相談センターや医療機関に早めに相談し、指示に従って行動することが大切です。この記事が、インフルエンザに不安を抱える方の参考になれば幸いです。