オートマのNを使う時はどんな時ですか?

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自動車のニュートラル(N)は、エンジンの動力を車輪に伝達しない状態です。故障などで停止し、車両を手で動かす必要がある場合に、パーキングブレーキを解除した後、ニュートラルに入れて操作します。これは、マニュアル車における手押し発進と同様の状況で有効な手段です。
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オートマチックトランスミッションのニュートラル(N)ポジションの使用時

オートマチックトランスミッション(AT)のニュートラル(N)ポジションは、特定の状況でのみ使用することを想定されています。

ニュートラルを使用すべき時:

  • 車両のけん引: 車両をけん引する際には、トランスミッションがニュートラルポジションにある必要があります。
  • 停止状態での車両の移動: 車両を手で押したり引っ張ったりする必要がある場合、ニュートラルに入れると車両の移動が容易になります。
  • アイドリング状態でのエンジン回転数の調整: ニュートラルポジションでは、パーキングブレーキを作動せずにエンジン回転数を調整できます。
  • ニュートラルポジションスタート機能: 一部の車両には、ニュートラルポジションからエンジンを始動できる機能があります。

ニュートラルを使用すべきではない時:

  • 走行中: ニュートラルポジションで走行することは大変危険です。エンジンブレーキが効かなくなり、加速もできません。
  • 停車中: ニュートラルポジションで停車すると、パーキングブレーキが作動していない限り、車両が勝手に動いてしまいます。
  • 下り坂: ニュートラルポジションで下り坂を走行すると、車両が制御不能になります。

ニュートラルポジションを使用した際の注意事項:

  • ニュートラルポジションに入れる前に、必ずパーキングブレーキを作動させてください。
  • 車両をけん引する際には、必ずニュートラルポジションにしてください。けん引時にATがドライブポジションにあると、トランスミッションが損傷する可能性があります。
  • 長時間のニュートラル走行は避けてください。トランスミッションに十分な潤滑がされず、損傷する可能性があります。
  • ニュートラルポジションからドライブポジションに移行する際には、必ずブレーキを踏んでください。