支度金ののし袋に書く名前は?

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結婚祝いの支度金は、赤白の蝶結びの水引ののし袋を使用し、贈り主が家として贈るなら名字のみ、新郎個人が贈るならフルネームを記名します。 丁寧な印象を与えるため、楷書で正確に書きましょう。 表書きは「御祝儀」または「支度金」で、金額は控えめに書きましょう。

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結婚祝いの支度金:のし袋に託す心遣い – 相手に合わせた書き方とマナー

結婚という人生の大きな節目を祝う「支度金」。お祝いの気持ちを込めて贈るものだからこそ、のし袋の書き方にも心を配りたいものです。上記で基本的な情報がまとめられていますが、ここではさらに詳しく、相手との関係性や贈る側の状況に合わせた書き方、そして知っておくと役立つマナーについて解説します。

誰が贈る?立場で変わる書き方

  • 親・親族: 一般的に、親族から贈る場合は、名字のみを記載するのが一般的です。例えば、「田中」のように記載します。これは、「家」としてお祝いを贈るという意味合いが込められています。ただし、兄弟姉妹から連名で贈る場合は、それぞれのフルネームを記載するか、「兄弟一同」「姉妹一同」と記載することもできます。

  • 友人・知人: 新郎新婦どちらかの友人として贈る場合は、フルネームで記載するのが丁寧です。相手との関係性を明確にし、誰からのお祝いなのかがわかるようにするためです。連名で贈る場合は、右から順に目上の人、または年齢の高い人から記載します。人数が多い場合は、「〇〇(代表者名) 他友人一同」と記載しても構いません。

  • 会社関係者: 職場の上司や同僚として贈る場合は、役職とフルネームを記載するのが一般的です。例えば、「〇〇部長 田中一郎」のように記載します。部署一同として贈る場合は、「〇〇部一同」と記載し、別途名簿を添えるのが丁寧です。

表書きの選び方:状況に合わせて

  • 御祝儀: 結婚祝い全般に使える一般的な表書きです。迷った場合はこれを選んでおけば間違いありません。

  • 支度金: より直接的に「支度金」として贈る意味合いを強調したい場合に適しています。新生活の準備資金として役立ててほしいという気持ちを伝えられます。

金額の書き方:控えめな表現で

金額は、のし袋の裏面、または中包みに記載します。金額の頭に「金」をつけ、漢数字で記載するのが正式な書き方です。例えば、3万円を贈る場合は「金参萬円」と記載します。ただし、最近では数字の改ざんを防ぐために、大字(だいじ)と呼ばれる旧字体を使用するケースも増えています(例:金参萬圓)。金額はあくまで控えめに記載し、相手にプレッシャーを与えないように配慮しましょう。

その他:知っておきたいマナー

  • 筆記具: 薄墨は弔事に使用されるため、濃い黒色の筆ペン、または万年筆を使用しましょう。

  • 字の丁寧さ: 楷書で丁寧に書くことはもちろんですが、字のバランスにも気を配り、全体的に美しい仕上がりになるように心がけましょう。

  • 新札を用意する: 結婚祝いには、新札を用意するのがマナーです。新札を用意することで、お祝いの気持ちと相手への敬意を示すことができます。

  • 袱紗に包んで持参する: のし袋は、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが正式なマナーです。袱紗は、汚れやシワを防ぐだけでなく、相手への礼儀を示す意味合いも持ちます。

結婚祝いの支度金は、新生活を始める二人にとって心強い応援となります。のし袋の書き方一つにも、贈る側の心遣いが表れます。相手との関係性や状況に合わせた書き方を理解し、心のこもったお祝いを贈りましょう。