放置違反金制度で違反点数はつきますか?

4 ビュー

放置違反金は点数には繋がりませんが、繰り返しの未納は車両使用制限や車検拒否につながります。警察官が住所まで来ることはありませんが、未納の場合、様々な法的措置が取られる可能性があることを理解しておくべきです。 放置違反金の滞納は、車両の利用制限だけでなく、将来的に深刻な法的問題に発展する可能性があるため、速やかな支払いが重要です。

コメント 0 好き

放置違反金と点数の関係:知らないと損する落とし穴

路上駐車違反などで切符を切られ、放置違反金(反則金)の納付書を受け取った経験のある方は少なくないでしょう。この時、気になるのが「違反点数はつくのか?」という点ではないでしょうか。結論から言えば、放置違反金自体は運転免許の点数には影響しません。 スピード違反や信号無視といった「交通反則通告制度」に基づく違反とは異なり、放置違反金は「道路交通法違反」に基づく行政上の罰則であるため、点数は加算されません。

しかし、だからといって放置違反金を軽視するのは大きな間違いです。点数はつかないものの、放置違反金を納付しないと様々な不利益を被ることになります。放置違反金を納付しないまま一定期間が経過すると、督促状が届きます。それでもなお納付しない場合、最終的には「車両使用制限」の措置が取られる可能性があります。これは、文字通り該当車両の使用が制限されることを意味し、違反車両を運転するとさらに重い罰則が科せられることになります。

また、車検を受ける際に放置違反金の未納が発覚した場合、車検を受けることができません。車検切れで公道を走行すれば、当然ながら違法行為となり、罰則の対象となります。

さらに、放置違反金の滞納が続くと、財産(自動車や預貯金など)の差し押さえといった法的措置が取られる可能性も出てきます。警察官が直接自宅に来ることは稀ですが、裁判所から差し押さえの通知が届く可能性は十分にあります。

では、なぜ放置違反金は点数制度の対象外なのでしょうか? これは、放置違反金が対象とする違反の性質に由来します。放置違反金は、主に駐車違反など、運転中の行為ではなく、車両の「放置」という状態に着目したものです。一方、点数制度は、危険な運転行為を抑制し、交通安全を確保することを目的としています。つまり、放置違反金と点数制度は、それぞれ異なる目的と対象を持つ制度なのです。

放置違反金は点数には直結しませんが、未納のまま放置すると、車両使用制限や車検拒否といった、日常生活に大きな支障をきたす事態に発展する可能性があります。 「点数つかないから大丈夫」と安易に考えず、速やかに納付することが重要です。

また、駐車違反を繰り返さないための対策も重要です。駐車禁止場所をしっかり確認する、時間制限のある場所では時間を守る、駐車場を利用するなど、日頃から交通ルールを遵守し、安全な運転を心がけましょう。

放置違反金に関する疑問点は、各都道府県の警察署、または法テラスなどの機関に相談することで、より詳しい情報を得ることができます。 放置違反金を軽視することなく、適切な対応を心がけることで、不要なトラブルを未然に防ぎましょう。 交通ルールを遵守し、安全で快適なカーライフを送りましょう。