踏切で警報機が鳴ったらどうすればいいですか？

踏切警報機、それは命を守るサイン！鳴り出したら取るべき行動とは？

踏切の警報機がけたたましく鳴り響き、赤いランプが点滅し始めた時、あなたはどのような行動を取るべきでしょうか？日頃から意識しておくことで、万が一の事態に冷静に対処し、自分自身だけでなく周囲の人々の安全を守ることができます。

最優先は「立ち止まること」。そして「確認」です。

1. 警報機が鳴り始めたら、絶対に踏切内に進入しない！ これは鉄則です。焦って急いでも、命には代えられません。警報機は、列車が接近していることを知らせる重要なサインです。このサインを見落としたり、無視したりすることは、非常に危険な行為です。

2. 踏切の手前で一旦停止し、周囲の状況を確認する。 警報機が鳴っているのに、遮断機がまだ降りていない場合もあります。しかし、遮断機が降りていないからといって、安全とは限りません。遠くから列車が接近している可能性や、遮断機が故障している可能性も考えられます。左右をしっかりと確認し、列車の接近がないか確認しましょう。

3. もし、踏切内にいる場合は、速やかに脱出する！ 何らかの理由で踏切内に取り残されてしまった場合は、慌てず、落ち着いて脱出することを最優先に考えてください。

   • 車の場合： エンストしていないか確認し、速やかに脱出してください。もしエンストしてしまった場合は、ハザードランプを点灯させ、緊急脱出ボタンを押すか、窓を開けて周囲に助けを求めましょう。
   • 歩行者の場合： 速やかに、踏切の外に脱出してください。もし、高齢者や体の不自由な方がいる場合は、声をかけ、助け合いましょう。
   • 自転車の場合： 自転車から降りて、自転車を押しながら速やかに踏切の外に脱出してください。

4. 踏切内で異常を発見したら、迷わず非常ボタンを押す！ 踏切内に人が立ち入っていたり、障害物がある場合は、速やかに非常ボタンを押してください。非常ボタンを押すことで、列車に異常を知らせ、事故を未然に防ぐことができます。非常ボタンを押した後、安全な場所に避難し、必要に応じて警察や鉄道会社に連絡してください。

5. 列車が通過した後も、安全確認を怠らない！ 列車が通過した後も、すぐに踏切内に進入するのは危険です。反対方向から別の列車が接近している可能性もあります。遮断機が完全に上がり、警報機の音が止まるまで、安全確認を怠らないようにしましょう。

踏切は、列車と道路が交差する場所であり、常に危険が伴います。警報機が鳴ったら、それは命を守るためのサインです。冷静な判断と行動で、安全な通行を心がけましょう。日頃から踏切の安全な利用方法を意識することで、万が一の事態に冷静に対処することができます。

【もしものために覚えておきたいこと】

• 近くの踏切の非常ボタンの位置を確認しておく。
• 鉄道会社の緊急連絡先を把握しておく。
• 家族や友人と、踏切事故に関する情報を共有する。

これらの情報を共有し、日頃から安全意識を高めておくことが、悲惨な事故を防ぐ第一歩となります。