酒類の免税範囲は?

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海外旅行からの帰国時、酒類・たばこ・香水以外の物品は、海外市価合計で20万円までが免税範囲です。超過分には関税と消費税が課せられますので、購入金額には注意が必要です。免税範囲は品目ではなく、総額で判断される点にご留意ください。
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海外旅行から帰国時、免税範囲内で持ち込むことができる物品について、多くの旅行者が関心を抱いています。特に、お酒やたばこ、香水など、嗜好品への関心が高いでしょう。しかし、免税範囲は必ずしもこれらの品目だけに限定されているわけではありません。

海外からの帰国時の免税範囲:総額が重要です

重要なのは、免税範囲が、特定の品目ではなく、「海外市価合計」20万円という総額で決まっていることです。これは、お酒、たばこ、香水といった嗜好品だけを対象とするものではなく、すべての持ち込み品目の総額が適用範囲となります。つまり、高価なアクセサリーやブランド品の購入、あるいは、お土産や食料品も含め、すべての海外で購入した商品の合計金額が20万円を超えると、超過分は関税と消費税がかかってきます。

例えば、旅行中に高価なブランドバッグを20万円で購入し、お酒や香水などは1万円程度だったとしても、合計が20万円を超えると超過分に関税・消費税がかかります。 免税対象外となる物品は、原則として税関で明示した物品のみとなります。

注意すべき点:正確な価格把握が不可欠です

免税を受けるためには、海外で購入した商品の価格を正確に把握する必要があります。観光客向けの免税店や空港での購入では、明らかな表示がされていることが多く、問題ないでしょう。しかし、一般の商店や市場でのお買い物をした場合、特に「海外市価」を正確に把握することが困難となる場合があります。

領収書は、海外市価を確認する上で非常に重要な証拠となります。領収書の金額が正確でないと、帰国後に税関で問題が生じる可能性があります。領収書は、商品名、価格、購入日、店名などが記載されているものほど信頼性が高まります。

領収書を保管するだけでなく、購入時に価格を記録し、帰国前に合計金額を計算しておくことも大切です。万が一、税関で質問された場合にも、スムーズに説明できるよう、準備をしておくことがおすすめです。

免税制度を活用するためのヒント

海外旅行前に、免税制度について、税関のウェブサイトやパンフレットなどを確認しておくことを強くお勧めします。具体的な免税対象や、税関での手続き、持ち込み制限など、詳細な情報を知っておくことで、スムーズな帰国をサポートします。

また、複数人で旅行する場合は、個々の購入金額を把握し、合計金額が20万円を超えないように注意が必要です。複数の人が購入した場合、それぞれの購入履歴を確認するために、領収書の提示が必要となる場合もあります。

まとめ:賢く免税制度を利用しましょう

海外旅行で免税制度を利用する際には、総額20万円の限度額を意識し、購入する商品や価格をしっかり把握することが重要です。領収書などの証拠をきちんと保管し、税関で質問された場合にも対応できるよう、事前に準備しておきましょう。 賢く免税制度を活用し、旅行の思い出をさらに豊かにしましょう。