除湿運転で24度に設定すると電気代はいくらくらいですか?

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エアコンの除湿運転では、設定温度24℃で「弱冷房除湿」が最も電気代が安く、1時間あたり5.6円です。「冷房」は14.9円/h、「再熱除湿」は20.2円/hと続きます。これらの電気料金は1kWhあたり31円の計算に基づいています。
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エアコン除湿運転のコスト比較:24℃設定で電気代を抑えるには?

ジメジメとした日本の夏。エアコンの除湿機能は、快適な室内環境を保つ上で欠かせない存在です。しかし、気になるのは電気代。設定温度や運転モードによって、電気代が大きく変わることをご存知でしょうか?

本記事では、エアコンの除湿運転を24℃に設定した場合の電気代について、具体的な数字を交えながら解説します。

除湿運転の種類と電気代の違い

エアコンの除湿運転には、「弱冷房除湿」「冷房」「再熱除湿」の3つの種類があります。それぞれの仕組みと電気代の違いは以下の通りです。

  1. 弱冷房除湿 (最も経済的)

    • 仕組み:室温を下げながら湿度を下げる。設定温度に達すると、風量を弱めて運転を続ける。
    • 電気代:約5.6円/時間 (1kWhあたり31円の計算)
    • メリット:3つの方式の中で最も電気代が安い。
    • デメリット:設定温度以下の室温にならないため、冷房としての効果は低い。
  2. 冷房

    • 仕組み:設定温度まで室温を下げることを優先し、結果的に湿度も下がる。
    • 電気代:約14.9円/時間 (1kWhあたり31円の計算)
    • メリット:室温をしっかり下げることができる。
    • デメリット:弱冷房除湿に比べて電気代が高い。
  3. 再熱除湿 (最も高コスト)

    • 仕組み:一度室温を冷やしてから温め直すことで湿度を下げる。
    • 電気代:約20.2円/時間 (1kWhあたり31円の計算)
    • メリット:室温を下げすぎることなく湿度を下げられる。
    • デメリット:3つの方式の中で最も電気代が高い。

上記はあくまでも目安であり、エアコンの機種や部屋の環境によって電気代は変動します。

24℃設定で電気代を抑えるなら「弱冷房除湿」がおすすめ!

24℃設定で除湿運転を行う場合、最も電気代が安いのは「弱冷房除湿」です。1時間あたりの電気代は約5.6円と、冷房や再熱除湿に比べて大幅に節約できます。

ただし、「弱冷房除湿」は設定温度以下の室温にならないため、冷房としての効果は期待できません。そのため、「ある程度涼しい環境を保ちつつ湿度を下げたい」という場合に最適です。

電気代を抑えるための追加Tips

  • こまめなオンオフは逆効果!:エアコンは起動時に多くの電力を使用します。こまめにオンオフするよりも、つけっぱなしの方が電気代が安くなる場合もあります。
  • 風量を適切に調整:風量を強くすると、消費電力が増加します。「自動」モードに設定しておくと、室温に応じて風量を自動で調整してくれるので便利です。
  • フィルターを定期的に清掃:フィルターが目詰まりすると、エアコンの効率が低下し、電気代の無駄遣いにつながります。2週間に1回程度を目安に、フィルターを掃除しましょう。

まとめ

エアコンの除湿運転は、設定温度や運転モードによって電気代が大きく異なります。24℃設定で電気代を抑えたい場合は、「弱冷房除湿」がおすすめです。

また、こまめなオンオフを避けたり、風量を適切に調整したりするだけでも、電気代の節約につながります。

快適な室内環境を保ちながら、賢く電気代を節約しましょう!