食べ終わった箸は紙で拭くの?

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食べ終わった箸は、懐紙で汚れを拭き取ります。その後、箸置きに戻すか、懐紙を折って箸先を隠します。箸置きがない場合は、箸袋を折って箸を収めましょう。

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食べ終わったお箸の正しい拭き取り方

日本の食卓のマナーにおいて、お箸の扱い方は重要なエチケットです。食事を終えた後は、お箸をどのように拭き取り、処理するかが決まっています。

紙で拭くのはNG!

食べ終わったお箸を紙で拭くのは、誤ったマナーとされています。紙は水分を吸う性質があり、お箸の表面に水分が残ってしまうと、雑菌が繁殖しやすくなります。また、紙の繊維がお箸に付着する可能性もあります。

正しい拭き取り方法

では、食べ終わったお箸を正しく拭き取るには、どうすればよいでしょうか。日本の伝統的な方法では、「懐紙(かいし)」と呼ばれる和紙を使用します。

  1. 懐紙を準備する:懐紙を折りたたんで、片方が約10センチ四方の正方形になるようにします。

  2. お箸を横向きに置く:懐紙の中央に、お箸を横向きに置きます。

  3. 汚れを拭き取る:懐紙のもう片方の端を使って、お箸の汚れをそっと拭き取ります。力を入れすぎると、お箸が折れたり、傷ついたりする可能性があります。

お箸の置き方

お箸を拭き取ったら、元の位置に戻すか、懐紙や箸袋を使って処理します。

  • 箸置きがある場合:お箸を箸置きに置きます。

  • 箸置きがない場合:懐紙を三角形に折り、お箸先を隠します。

  • 箸袋がある場合:箸袋を半分に折り、お箸を収めます。

ポイント

  • 必ず清潔な懐紙を使用してください。
  • お箸の汚れを拭き取ったら、懐紙は捨ててください。
  • 拭き取った後は、お箸をしっかりと乾燥させてください。
  • 外食先などで懐紙がない場合は、ティッシュペーパーではなく、ナプキンを使用してください。

お箸の正しい拭き取りと処理は、日本の食卓マナーを尊重し、衛生的な食事環境を維持するためには不可欠です。この基本をおさえることで、食事のマナーを向上させ、心地よい食卓の時間を過ごすことができます。