0120に電話してもお金はかからない？

0120にかける電話、本当に無料？知っておきたいフリーダイヤルの落とし穴と賢い活用法

「0120」から始まる電話番号、いわゆるフリーダイヤルは、通話料が無料というイメージが定着していますよね。確かに、原則として発信者側は通話料金を負担する必要はありません。これは、フリーダイヤルを契約している企業が通話料を負担する仕組みになっているからです。

しかし、「本当に無料」と鵜呑みにするのは危険です。いくつか知っておくべき注意点と、フリーダイヤルを賢く活用するための情報をお伝えします。

フリーダイヤルの注意点:

• 携帯電話・PHSからの利用: 一昔前は、携帯電話やPHSからのフリーダイヤルへの接続が制限されていたり、一部の事業者の回線では通話料が発生したりするケースがありました。現在では、ほとんどの携帯電話やPHSから無料で利用できますが、念のため契約している通信事業者の利用規約を確認することをおすすめします。特に、格安SIMを利用している場合は、一部制限がある可能性があります。

• 国際電話・海外からの利用: フリーダイヤルは、原則として日本国内からの発信に限定されています。海外から日本のフリーダイヤルに電話をかけても繋がらないか、あるいは通話料が発生する可能性があります。海外から連絡する必要がある場合は、企業が用意している国際電話用の番号や、メールでの問い合わせを活用しましょう。

• 時間帯の制限: フリーダイヤルは、受付時間帯が限定されている場合があります。特に、中小企業や個人事業主がフリーダイヤルを導入している場合、営業時間外は繋がらないことがあります。事前に企業のホームページなどで受付時間を確認しておきましょう。

• 繋がりにくい場合: 特にキャンペーン期間中や、お問い合わせが集中する時間帯は、フリーダイヤルが繋がりにくいことがあります。時間を置いてかけ直すか、企業のホームページなどでFAQを確認したり、メールで問い合わせるなど、別の手段を検討しましょう。

フリーダイヤルを賢く活用するために:

• 問い合わせ内容を整理しておく: フリーダイヤルにかける前に、問い合わせたい内容を整理しておきましょう。具体的な質問内容をメモしておくと、スムーズに用件を伝えることができます。

• 音声ガイダンスをよく聞く: フリーダイヤルにかけると、音声ガイダンスが流れることがあります。ガイダンスをよく聞いて、適切な番号を選択することで、スムーズに担当者に繋がることができます。

• 混雑する時間帯を避ける: 一般的に、お昼休みや夕方の時間帯はフリーダイヤルが混雑しやすい傾向があります。比較的空いている時間帯（午前中や、平日午後の遅い時間帯など）にかけるように心がけましょう。

• 企業のホームページを事前に確認する: 多くの企業は、ホームページにFAQやお問い合わせフォームを設けています。フリーダイヤルにかける前に、ホームページを確認することで、自己解決できる場合もあります。

まとめ:

0120から始まるフリーダイヤルは、原則として発信者側の通話料は無料です。しかし、携帯電話・PHSからの利用、時間帯の制限、混雑状況など、いくつかの注意点があります。これらの注意点を理解し、企業のホームページなどを事前に確認することで、フリーダイヤルをより有効に活用することができます。無料だからといって安易に利用せず、賢く活用しましょう。