6人席の上座はどこですか？

6人席における和室の上座

和室での席次は、その部屋の位置や床の間の有無によって異なります。6人席の場合は、次の原則に従います。

1. 床の間がある場合

床の間とは、仏壇や掛け軸を飾る特別なスペースのことです。和室では、床の間は神聖な空間とみなされ、最も近い席が上位とされています。そのため、6人席で床の間がある場合は、以下のようになります。

• 上座： 床の間の正面、一番近い席
• 下座： 床の間から離れた席

2. 床の間がない場合

床の間のない和室の場合、上座は部屋の中央になります。これは、部屋の中央が最もバランスが取れており、全員が平等にアクセスできるからです。そのため、6人席で床の間がない場合は、以下のようになります。

• 上座： 部屋の中央
• 下座： 部屋の端の席

人数が増えた場合

人数が増えると、部屋の中央が最もバランスの良い上座となります。これは、中央の席から部屋全体を見渡すことができ、全員が視線が合いやすいためです。

注意点

• 上座は通常、年配者、貴賓、目上の人などに譲ります。
• 床の間のない和室で、中央の席に障子や襖がある場合は、障子や襖を開けて視界を確保します。
• 座布団の色や柄にも格差がある場合があります。上座には、最も質の高い座布団が置かれることが多いです。