会議の席は左右どちらが上座ですか?

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日本の伝統的な席次では、左が上座です。「左上位」と呼び、左を上位、右を下位とします。ただし、正面から見ると右が上座になり、ひな壇がある場合は、ひな壇から見て左が上座となります。

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会議の席:実は奥が深い!左右どちらが上座?

ビジネスシーンにおいて、会議は欠かせないものです。そして、会議をスムーズに進めるためには、席次を意識することが重要となります。特に、お客様や上司を招いた会議では、誤った席順で失礼なことをしてしまう可能性も。

日本では、「左上位」の考え方が一般的です。これは、自分から見て左側が上座となることを意味します。しかし、会議室の形状や参加人数によって、上座は変化する可能性があります。

1. 基本形:テーブルを挟んで対面の場合

最も一般的なのが、長方形のテーブルを挟んで対面するケースです。この場合、入り口から遠い方が上座となります。そして、上座側で、自分から見て左側がさらに上位となります。つまり、入り口から最も遠い位置で、なおかつ左側が最も格式の高い席となります。

2. 部屋全体で見ると?

会議室の形状によっては、入り口から遠い場所でも、窓から遠い場所が上座とされるケースもあります。これは、日本では伝統的に、太陽の光を背にすることが良いとされているためです。

3. ひな壇がある場合は?

講演会やセミナーなどで見られるひな壇がある場合、ひな壇の中央が上座となります。そして、ひな壇から見て、左側が上位、右側が下位となります。

4. 円卓の場合は?

円卓の場合、明確な上座は決めにくいため、入り口から最も遠い席を上座とするケースが多いようです。また、景観の良い席があれば、そこを上座とすることもあります。

5. 最近では柔軟な考え方も

近年では、従来の形式にこだわらず、会議の目的や参加者に合わせて柔軟に座席を決めるケースも増えています。例えば、活発な意見交換を促すために、全員が同じ目線で話せる円卓を採用したり、参加者の役割や関係性に応じて席順を決めたりするケースも見られます。

まとめ

会議の席次は、日本のビジネス文化において重要な要素です。状況に合わせて適切な席次を理解し、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。ただし、近年では形式よりも内容を重視する傾向も強まっているため、あまり形式にこだわりすぎる必要はないかもしれません。

ポイント

  • 基本は「左上位」
  • 部屋の形状やひな壇の有無で変わることも
  • 最近は柔軟な考え方も増えている

会議の席次一つにも、日本の文化や歴史が垣間見ることができます。これらのポイントを踏まえ、状況に合わせて適切な対応をすることが大切です。