7119はどういう時に電話しますか？

7119への電話：迷った時、安心への架け橋

突然の病気や怪我に見舞われた時、私たちはパニックに陥りがちです。救急車を呼ぶべきか、それとも近くの病院を受診すべきか、それとも自宅で様子を見て良いのか…判断に迷う場面は少なくありません。そんな時に頼りになるのが、全国共通の電話番号「♯7119」です。

♯7119は、医療機関を受診すべきかどうか迷う時、あるいは適切な医療機関選びに困っている時などに相談できる、24時間365日体制の救急相談センターです。医師や看護師が電話で症状を丁寧に聞き取り、状況を的確に判断し、最適な対応をアドバイスしてくれます。単なる症状の聞き取りだけでなく、自宅でできる応急処置の方法や、必要な薬の服用方法についても的確な指示を受けることができます。

具体的にどのような時に♯7119に電話すべきなのでしょうか？ いくつかのケースを挙げてみましょう。

• 高熱が続き、解熱剤を服用しても下がらない場合: 熱の高さや持続時間、その他の症状（頭痛、吐き気など）を詳しく説明することで、入院が必要な状態かどうか、あるいは自宅で様子を見て良いのか、的確な判断を仰ぐことができます。特に、高齢者や乳幼児の場合、早期の対応が重要となるため、迷わずに相談することが大切です。

• 激しい腹痛や胸痛に襲われた場合: 腹痛の原因は様々であり、単なる消化不良から、緊急手術が必要な疾患まで幅広いため、自己判断は危険を伴います。胸痛の場合、心臓発作の可能性も考えられるため、迅速な対応が求められます。♯7119では、症状の程度や持続時間などを詳しく聞き取り、救急車を要請すべきかどうか、適切な医療機関への受診を促すべきかどうかを判断してくれます。

• 怪我をして出血が止まらない場合、または骨折が疑われる場合: 出血量や怪我の種類、痛みの程度などを説明することで、止血方法や応急処置の方法、病院への受診の必要性などをアドバイスしてもらえます。骨折が疑われる場合は、無理に動かすことなく、救急隊の到着までの対応についても指示を受けることができます。

• 小さな子供や高齢者が、普段と様子が違う場合: 発熱や嘔吐、意識障害など、普段とは違う症状が見られた場合、何が原因なのか判断に迷うことが多々あります。特に、言葉で症状を伝えられない子供や、意思表示が困難な高齢者の場合は、♯7119への相談が非常に有効です。

• 夜間や休日に症状が出た場合: 通常の診療時間外でも、24時間365日体制で相談を受け付けているため、時間外に症状が出た場合でも安心して相談できます。これは、特に深夜や早朝に症状が出た場合、非常に心強い存在となります。

♯7119は、救急車を呼ぶべきかどうかの判断に迷った時だけでなく、適切な医療機関への受診方法や、自宅でできる応急処置など、様々な場面で役立つサービスです。決して利用をためらうことなく、症状に不安を感じた時はすぐに相談しましょう。大切なのは、早期の対応です。♯7119は、あなたとあなたの家族の健康を守るための、頼もしい味方です。 適切な医療機関への受診を促すだけでなく、安易な受診を避けることで、救急医療現場の負担軽減にも繋がります。 迷ったら、まず♯7119に電話してみましょう。