POSレジで免税のやり方は？
POSレジで免税処理をスムーズに行うには？ ～ 訪日客を笑顔でお見送りするために ～
近年、増加傾向にある訪日外国人観光客。彼らをターゲットとしたインバウンドビジネスは、日本の経済活性化の大きな鍵となっています。
そして、彼らにとって欠かせないのが「免税制度」です。日本で商品を購入する際、一定の条件を満たせば消費税が免除されるこの制度は、外国人観光客にとって大きな魅力となっています。
しかし、いざ免税手続きを行うとなると、店舗側にとっては戸惑うことも多いのではないでしょうか？特に、POSレジでどのように免税処理を行うのか、具体的な方法が分からず困っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、POSレジを使った免税処理の方法について、分かりやすく解説していきます。訪日客を笑顔でお見送りするためにも、ぜひ参考にしてください。
免税処理に対応したPOSレジを導入しよう！
まず大前提として、免税処理を行うには、免税機能が搭載されたPOSレジを導入する必要があります。近年販売されているPOSレジの多くは免税機能に対応していますが、古い機種を使っている場合は、買い替えやシステム更新を検討する必要があるでしょう。
POSレジの免税機能は、主に以下の2つのタイプに分けられます。
- 商品ごとに税率設定ができるタイプ:
- このタイプは、商品登録時に消費税の有無を設定できるため、最も一般的な免税処理方法と言えるでしょう。
- 商品カテゴリーごとに税率を設定できる場合もあり、免税対象商品とそうでない商品を効率的に管理できます。
- 会計時に免税処理を行うタイプ:
- 一旦消費税込みの金額で会計を行い、最後にパスポートを提示してもらうことで、免税額を計算し、返金処理を行います。
- 商品ごとに税率設定する手間は省けますが、会計処理が複雑になる場合もあるため、注意が必要です。
どちらのタイプが適しているかは、店舗の規模や販売する商品によって異なります。POSレジ導入の際は、これらの点を考慮して、自店に最適なシステムを選びましょう。
免税処理の手順を確認しよう！
免税処理に対応したPOSレジを導入したら、次は具体的な操作手順を確認しましょう。操作方法はレジの種類によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
- 通常通り商品をスキャン:
- まずは、通常通り商品バーコードをスキャンし、会計に進みます。
- 免税対象商品を選択:
- レジ画面上に表示された商品リストの中から、免税対象となる商品を選択します。
- 商品ごとに設定されている「税率変更」ボタンや「免税」ボタンを押すことで、対象商品のみ消費税がかからないように設定できます。
- 顧客情報を入力:
- 免税を受けるには、パスポートの提示が必須となります。
- 氏名、国籍、パスポート番号などをレジに入力しましょう。
- 一部のPOSレジでは、パスポートリーダーと連携して、自動的に情報を読み込むことも可能です。
- 会計処理とレシート発行:
- 免税処理が完了したら、最終的なお支払い金額が表示されます。
- 現金、クレジットカードなど、顧客の希望する支払い方法で会計を行い、レシートを発行します。
注意点
- 免税処理を行う際は、必ずパスポート原本を確認し、コピーでの対応は避けましょう。
- 購入記録票をパスポートに添付する必要があるため、忘れずに手続きを行いましょう。
- 免税制度に関する最新情報は、国税庁のウェブサイトなどで常に確認しておきましょう。
まとめ
POSレジを使った免税処理は、一見複雑そうに見えますが、一度手順を覚えればスムーズに行えます。
訪日外国人観光客にとって、免税制度は日本の印象を左右する重要な要素の一つです。スムーズな免税処理で、気持ちよく買い物を楽しんでもらい、日本の良い思い出を作っていただきましょう。
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