南海トラフ地震で震度７が想定される地域は？

南海トラフ地震で震度7が想定される地域

南海トラフは、静岡県から九州地方の宮崎県まで続く海底の断層帯です。この断層帯では、過去に巨大地震が発生しており、今後30年以内に再びM8クラスの地震が発生する可能性が指摘されています。

南海トラフ地震が発生した場合、静岡県、愛知県、三重県、兵庫県、和歌山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、宮崎県の各県で震度7が想定されています。

震度7は、激しく揺れ、建物が大きく揺れたり、倒壊したりする可能性があるレベルです。このレベルの揺れでは、以下の被害が想定されます。

• 建物: 壁や天井の崩落、窓ガラスの破損、家具の転倒
• インフラ: 電線やガス管の損傷、通信網の遮断
• 交通: 道路や鉄道の寸断、空港の閉鎖
• 火災: 電気系統の損傷による火災
• 人的被害: 死者・負傷者の発生

震度7が想定される地域では、地震が発生する前に適切な対策を講じておくことが重要です。以下に、主な対策をご紹介します。

• 家具の固定: 家具や家電製品を壁や床に固定する。
• 防災グッズの備蓄: 飲料水、食料、救急箱、懐中電灯、ラジオなど、最低3日間を過ごすのに必要な物資を用意する。
• 避難経路の確認: 自宅や職場から避難場所までの経路を確認し、複数の経路を確保する。
• 地震情報の取得: 地震が発生した際には、テレビやラジオ、携帯電話などで最新の情報を取得する。
• 身の安全確保: 地震が発生したら、頑丈なテーブルや机の下に潜り込むか、柱やドアの近くなど、落下物や倒壊の危険が少ない場所に避難する。

南海トラフ地震は、日本にとって大きな脅威です。震度7が想定される地域の住民は、地震発生に備えて適切な対策を講じ、災害時に慌てないよう心がけましょう。