ワセリンをファンデの前に塗っても大丈夫？

ファンデーションの前にワセリン？ 知っておくべきメリット・デメリットと使い方

「ファンデーションの前にワセリンを塗ると、乾燥を防いで化粧ノリが良くなる」という情報を耳にしたことがある方もいるかもしれません。実際に、ワセリンは肌のバリア機能を高め、保湿効果に優れているため、乾燥肌の方にとっては魅力的な選択肢となりえます。しかし、使い方を間違えると、かえってメイク崩れの原因になることも。今回は、ワセリンをファンデーションの前に使うことのメリット・デメリット、そして上手な使い方について詳しく解説します。

ワセリンをファンデーション前に使うメリット

• 乾燥対策の強化: ワセリンは、肌表面に油分の膜を作り、水分の蒸発を防ぐ効果があります。特に乾燥しやすい時期や、エアコンの効いた室内では、ファンデーションを塗る前にワセリンを薄く塗ることで、乾燥による化粧崩れを防ぐことができます。
• ファンデーションの密着度アップ: 乾燥した肌は、ファンデーションがうまく密着せず、粉浮きしやすくなります。ワセリンで肌を保湿することで、ファンデーションがピタッと密着し、より自然で美しい仕上がりを期待できます。
• 肌の保護: ワセリンは、紫外線や花粉など、外部からの刺激から肌を保護する役割も果たします。ファンデーションの前に塗ることで、肌への負担を軽減することができます。

ワセリンをファンデーション前に使うデメリット

• メイク崩れのリスク: ワセリンは油分が多いため、塗りすぎるとファンデーションがヨレやすくなります。特に脂性肌の方は、テカリやベタつきが気になる可能性もあります。
• ニキビの原因になる可能性: ワセリンは毛穴を塞ぎやすい性質があります。ニキビができやすい肌質の方は、使用を控えるか、使用頻度を減らすことをおすすめします。
• 相性の悪いファンデーションがある: ワセリンと相性の悪いファンデーションを使用すると、ファンデーションがうまく伸びなかったり、ムラになったりすることがあります。

ワセリンをファンデーション前に使う際の注意点と上手な使い方

• 使用量はごく少量: パール粒大程度のワセリンを手に取り、両手のひらで温めてから、顔全体に薄く伸ばします。特に乾燥が気になる部分には、重ね付けしてもOKです。
• 使用するワセリンの種類を選ぶ: ワセリンには、白色ワセリン、プロペト、サンホワイトなどの種類があります。不純物が少ないサンホワイトが、敏感肌の方にはおすすめです。
• ファンデーションとの相性を確認: 事前に、ワセリンと使用するファンデーションの相性を確認しておきましょう。腕の内側など、目立たない場所で試してみるのがおすすめです。
• 肌質に合わせて使用頻度を調整: 乾燥肌の方は毎日使用してもOKですが、脂性肌の方は週に数回程度に抑えるなど、肌質に合わせて使用頻度を調整しましょう。
• メイク前にティッシュオフ: ワセリンを塗った後、余分な油分をティッシュで軽く押さえることで、メイク崩れを防ぐことができます。

まとめ

ワセリンは、使い方次第で乾燥対策に有効なアイテムですが、デメリットも理解した上で、自分の肌質やファンデーションとの相性を考慮して使用することが大切です。適切な使用量を守り、丁寧に塗ることで、ワセリンの恩恵を最大限に引き出し、美しいベースメイクを実現しましょう。