髪を染めた日は湯シャンしてもいいですか？

髪を染めた日、湯シャン…大丈夫？美しい髪色を長持ちさせる秘訣

せっかく綺麗に染めた髪色、少しでも長く楽しみたいですよね。染めたその日、シャンプーをするのはちょっと待って！実は、ヘアカラー直後は、お湯だけで洗髪する「湯シャン」がおすすめです。この記事では、ヘアカラー後の正しいヘアケア方法と、美しい髪色をキープするための秘訣をご紹介します。

染めたての髪は、まるで生まれたての赤ちゃんの肌のようにデリケート。ヘアカラーによってキューティクルが開いた状態になっており、色素が定着しきっていません。この状態でシャンプーを使うと、洗浄力の強い成分がせっかく染まった色素を洗い流してしまう可能性があります。特に、市販のシャンプーには洗浄力を高めるために、界面活性剤が多く含まれている場合も。これらがカラー剤と反応し、色落ちを加速させてしまうことも考えられます。

だからこそ、ヘアカラー直後の2日間は、シャンプーの使用を控え、ぬるま湯のみで優しく洗う「湯シャン」を心がけましょう。38度～40度くらいの、少しぬるめのお湯がおすすめです。熱いお湯は頭皮の乾燥を招き、カラーの退色を早めるだけでなく、頭皮トラブルの原因にもなりかねません。指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗い、毛先は優しく揉み洗いすることで、余分な汚れを落とすことができます。

「でも、湯シャンだけできちんと汚れが落ちるのか心配…」という方もいるかもしれません。確かに、スタイリング剤をたっぷり使用した場合などは、湯シャンだけでは落としきれないこともあります。そんな時は、毛先を中心に少量のコンディショナーを使用してみましょう。コンディショナーには、軽い洗浄効果があるものもあります。また、ヘアカラー後の髪はパサつきがちなので、コンディショナーでしっかり保湿ケアをすることも大切です。

2日間湯シャンを続けたら、3日目からは低刺激のシャンプーを使用しましょう。アミノ酸系シャンプーや、カラーケア用のシャンプーがおすすめです。洗浄力が穏やかなので、カラーの色落ちを抑えながら、頭皮と髪を優しく洗い上げます。また、シャンプー後は必ずコンディショナーやトリートメントで、髪の水分と油分のバランスを整えましょう。ヘアオイルや洗い流さないトリートメントなども併用することで、より一層、カラーの持続性と髪の美しさを保つことができます。

さらに、ヘアカラーを長持ちさせるためには、日常生活でのケアも重要です。紫外線はカラーの退色を早める大きな原因の一つ。外出時は帽子をかぶったり、UVカットスプレーを使用するなど、紫外線対策をしっかり行いましょう。また、ドライヤーの熱も髪にダメージを与え、色落ちを促進させるため、ドライヤーを使う際は、髪から20cmほど離し、温風と冷風を交互に当てながら乾かすのがおすすめです。

美しい髪色は、毎日の丁寧なケアから生まれます。今回ご紹介したポイントを参考に、染めたての鮮やかな髪色を長く楽しんでください。そして、自分にぴったりのヘアケア方法を見つけて、いつまでも輝く美しい髪をキープしましょう。