悪露はどのくらい続くもの?

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悪露は通常、出産後の最初の 6 ~ 8 週間続きます。ただし、人によってはこの期間が長くなったり短くなったりする場合があります。

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悪露:期間と影響

出産後、多くの女性は悪露と呼ばれる膣からの出血を経験します。これは、妊娠中に子宮内壁を形成していた組織や血液が子宮から排出されることにより起こります。

悪露の期間

悪露の期間は人によって異なりますが、通常は出産後の最初の 6 ~ 8 週間続きます。最初の数日間は出血が最も激しく、徐々に減少していきます。

悪露の段階

悪露は通常、3 つの段階を経て排出されます。

  • 鮮やかな赤い悪露:出産後最初の 2 ~ 3 日間は、出血量は多く鮮やかな赤色です。
  • ピンクがかった悪露:3 ~ 10 日後、出血量は減り、色はピンクがかったり茶色がかったりします。
  • 茶色または黄色い悪露:10 日後以降、出血量はさらに減り、色は茶色または黄色くなります。

悪露の量

悪露の量は人によって異なります。また、日によって、あるいは1日のうちでも変動することがあります。一般的に、以下が当てはまる場合、悪露の量は過剰とみなされます。

  • 15 分ごとに新しいナプキンが必要になる
  • ナプキンが 1 時間以内に血で染み出る
  • 出血が鮮やかな赤色で、数週間以上続く
  • 子宮収縮に伴う痛みや発熱を伴う

悪露に影響を与える要因

悪露の期間や量に影響を与える要因は数多くあります。

  • 分娩の種類:経膣分娩では、帝王切開よりも悪露の期間が長い傾向があります。
  • 胎児の大きさ:大きい胎児では、子宮の組織がより多く排出されるため、悪露の量が増える傾向があります。
  • 母体の健康状態:基礎疾患があると、悪露の期間や量が影響を受けることがあります。
  • 授乳:授乳すると、子宮収縮が促進され、悪露の排出が早まる傾向があります。

悪露の管理

悪露を管理するには、以下のような対策が有効です。

  • 清潔を保つ:定期的にナプキンを交換し、デリケートゾーンを清潔に保ちます。
  • 通気性の良い素材を着用する:コットン製のナプキンや下着を使用すると、通気性が良くなり感染を防ぐことができます。
  • 適切な水分補給:出産後には水分を十分に補給して、脱水症状を防ぎます。
  • 無理をしない:出産後は十分な休息を取り、重労働や運動は控えます。

注意すべき兆候

悪露は通常は害のないものですが、以下のような兆候が見られる場合は医療機関を受診することが重要です。

  • 過剰な出血(15 分ごとに新しいナプキンが必要)
  • 鮮やかな赤色の出血が数週間以上続く
  • 子宮収縮に伴う痛みや発熱
  • 悪臭を放つ悪露
  • 悪露排出後に発熱や悪寒

これらの兆候は、感染やその他の合併症の兆候である可能性があります。