悪露用ナプキンはいつまで使うべき?

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産後の悪露には、専用の産褥パッドを使用します。 病院では看護師や助産師が交換を手伝いますが、退院後は自分で交換します。個人差はありますが、悪露が完全になくなるまでの数週間は使用を続けましょう。

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悪露用ナプキンはいつまで使うべき? – 産後の経過とナプキン選びのポイント

産後のママにとって、悪露の期間はデリケートな問題です。病院では助産師さんや看護師さんがサポートしてくれますが、退院後は自分で管理する必要があります。一体いつまで悪露用ナプキン(産褥パッド)を使うべきなのでしょうか? 悪露の状態とナプキン選びのポイントを詳しく解説します。

悪露とは?

悪露とは、出産後に子宮内膜や血液、リンパ液などが混ざって排出される分泌物のことです。出産によってダメージを受けた子宮が回復していく過程で発生し、生理とは異なる独特な臭いと色をしています。

悪露の経過と期間

悪露の経過には個人差がありますが、一般的には以下のような流れで変化していきます。

  • 産褥初期(産後1~3日): 赤色悪露。鮮血に近い赤色で、量も多く、レバーのような塊が混ざることもあります。
  • 産褥中期(産後4~14日): 褐色悪露。赤色悪露の量が減り、茶褐色へと変化します。
  • 産褥後期(産後3週間~1か月): 黄色悪露。さらに量が減り、黄色やクリーム色へと変化します。
  • 白黄色悪露(産後1か月以降): 悪露の色がほぼ白っぽくなり、量もごく少量になります。

悪露の期間は、通常4~6週間程度と言われています。しかし、出産方法(経膣分娩か帝王切開か)、産後の子宮の回復状況、授乳の有無などによっても異なります。

悪露用ナプキンを使う期間

悪露用ナプキン(産褥パッド)を使用する期間は、悪露の状態に合わせて判断することが重要です。

  • 赤色悪露の期間: 量が非常に多いので、吸収力の高い産褥パッドを頻繁に交換しましょう。
  • 褐色悪露の期間: 量が減ってきたら、昼用ナプキンなどに切り替えても良いでしょう。
  • 黄色悪露の期間: さらに量が減ってきたら、おりものシートで対応できる場合もあります。
  • 白黄色悪露の期間: ほとんどおりものと変わらない状態であれば、おりものシートで十分です。

ナプキン選びのポイント

産後のデリケートな肌を保護するために、ナプキン選びも重要です。

  • 吸収力: 悪露の量に合わせて適切な吸収力のナプキンを選びましょう。
  • 肌触り: 産後のデリケートな肌に優しい、柔らかい素材を選びましょう。
  • 通気性: ムレを防ぎ、肌トラブルを予防するために、通気性の良いナプキンを選びましょう。
  • 形状: ズレにくく、横漏れを防ぐ形状のナプキンを選びましょう。特に、産褥初期は横漏れしやすいので、立体ギャザー付きのものがおすすめです。

注意点

  • 悪露の量が多い、悪臭が強い、発熱があるなどの異常が見られた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 子宮の回復を促すために、無理のない範囲で体を動かすことも大切です。
  • 産後の体調は個人差が大きいので、焦らず自分のペースで過ごしましょう。

悪露の期間や状態は、産後のママにとって不安な要素の一つです。しかし、適切な知識を持ち、自分の体の状態をよく観察することで、安心して産後の生活を送ることができます。少しでも不安なことがあれば、遠慮なく医療機関に相談しましょう。