赤ちゃんが抱っこしないと寝れないのは、いつまでですか?

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多くの赤ちゃんは1歳頃まで抱っこしないと寝付けない時期がありますが、これはあくまで目安です。 個々の発達に差があり、早ければ数ヶ月で、遅ければ1歳半を過ぎる場合もあります。 親子の信頼関係を築きながら、徐々に寝かしつけ方法を移行していくことが大切です。

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赤ちゃんが抱っこでしか寝ない…いつまで続くの? 心配なママ・パパへ寄り添う解決策

「抱っこじゃないと寝てくれない…」

生まれたばかりの可愛い我が子。その寝顔は天使のようだけれど、毎日抱っこで寝かしつけ、背中スイッチにヒヤヒヤする日々。いつまで続くんだろう? と、疲れと不安でいっぱいになっているママ・パパは多いのではないでしょうか。

この記事では、赤ちゃんが抱っこでしか寝ない原因と、いつまで続くのか、そして、少しでも楽に寝かしつけられる方法を、経験に基づいたアドバイスを交えながらご紹介します。

なぜ抱っこじゃないと寝ないの? 赤ちゃんの気持ちに寄り添う

生まれたばかりの赤ちゃんにとって、お腹の中は安心できる唯一の世界でした。温かく、暗く、ママの心臓の音や血液の流れる音が聞こえる場所。そこから突然、明るく広い世界に放り出されるのですから、不安を感じるのは当然です。

抱っこは、お腹の中にいた時と似た安心感を与えます。ママやパパの温もり、匂い、心臓の音。これらは赤ちゃんにとって、最高の安心材料なのです。

その他にも、以下のような理由が考えられます。

  • 原始反射の影響: 生まれたばかりの赤ちゃんには、モロー反射など、様々な原始反射が備わっています。これらの反射が睡眠を妨げている可能性があります。
  • 生活リズムの未確立: まだ昼夜の区別がつかず、生活リズムが整っていないため、自然な眠りにつけないことがあります。
  • 睡眠環境への不慣れ: 静かな部屋で一人で寝ることに慣れていないため、不安を感じることがあります。
  • 発達段階: 成長とともに、周囲への関心が高まり、眠る前に興奮してしまうことがあります。
  • 睡眠の質: 睡眠の質が悪いと、寝付きが悪くなることがあります。

抱っこ寝んね、いつまで続く? 個性を見極め、焦らない

一般的に、赤ちゃんが抱っこでしか寝ない時期は、生後3ヶ月頃までが多いと言われています。しかし、これはあくまで目安。赤ちゃんの個性や発達段階によって、大きく異なります。

冒頭でも触れられているように、早ければ数ヶ月で自然と抱っこなしで寝てくれるようになる子もいれば、1歳半を過ぎても抱っこでないと寝ない子もいます。

大切なのは、周りの赤ちゃんと比べるのではなく、自分の赤ちゃんのリズムや個性を尊重することです。

抱っこ寝かしつけからの卒業。無理なくできるステップ

「いつかは抱っこなしで寝てほしい」そう願うのは当然です。しかし、無理強いは禁物。赤ちゃんとの信頼関係を損ねてしまう可能性があります。

以下のステップを参考に、少しずつ抱っこ寝かしつけからの卒業を目指しましょう。

  1. 睡眠環境を整える: 部屋の温度、湿度、明るさ、静けさなど、赤ちゃんが快適に眠れる環境を整えましょう。
  2. 生活リズムを整える: 毎日同じ時間に寝起きし、授乳やお風呂の時間もなるべく一定にすることで、生活リズムを整えましょう。
  3. 寝る前のルーティンを作る: 絵本を読む、子守唄を歌う、マッサージをするなど、寝る前に決まったルーティンを作ることで、赤ちゃんは「寝る時間だ」と認識しやすくなります。
  4. 眠りにつく直前ではなく、眠くなる前に布団へ: 眠りにつく直前に布団に置くのではなく、眠くなるサイン(あくび、目をこする、ぐずるなど)が見られたら、早めに布団に寝かせましょう。
  5. 添い寝をする: 最初は添い寝をして、安心感を与えながら寝かしつけましょう。
  6. 背中トントン、歌を歌う: 抱っこではなく、布団の中で背中をトントンしたり、優しく歌を歌ったりすることで、安心感を与えましょう。
  7. 少しずつ距離を置く: 徐々に添い寝の時間を短くしたり、部屋から少し離れたりすることで、赤ちゃんが一人で眠ることに慣れていくように促しましょう。
  8. ネントレを検討する: 上記の方法でうまくいかない場合は、専門家のアドバイスを受けながら、ネントレ(睡眠トレーニング)を検討してみるのも一つの方法です。

ワンポイントアドバイス

  • 背中スイッチ対策: 布団に置く際に、赤ちゃんの背中を温めてから置くと、背中スイッチが入りにくくなります。
  • おくるみ: おくるみで包むと、モロー反射を抑えることができ、安心して眠ることができます。
  • ホワイトノイズ: ホワイトノイズ(テレビの砂嵐のような音)を流すと、周囲の音を遮断し、赤ちゃんが落ち着いて眠ることができます。
  • 抱っこ紐: 日中の抱っこによる負担を軽減するために、抱っこ紐を活用しましょう。
  • 睡眠アプリ: 赤ちゃんの睡眠時間や睡眠の質を記録できるアプリを活用すると、睡眠の傾向を把握しやすくなります。

最後に

抱っこ寝かしつけは、ママ・パパにとって大きな負担となることもありますが、赤ちゃんにとっては大切な時間です。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて、少しずつ抱っこ寝かしつけからの卒業を目指しましょう。

そして、何よりも大切なのは、ママ・パパ自身がリラックスすることです。無理をしすぎず、休息をしっかりとって、笑顔で赤ちゃんに向き合えるようにしましょう。

困った時は、周りの人に相談したり、専門家のアドバイスを受けたりすることも大切です。一人で抱え込まず、頼れる人に頼りながら、子育てを楽しんでくださいね。