赤ちゃんが母親がいないと泣くのは、何ヶ月頃ですか？

ママがいなきゃイヤ！後追いが始まるのはいつから？赤ちゃんの成長と「いないいないばあ」の秘密

赤ちゃんがママの姿が見えなくなると、途端に大泣き！そんな経験、ありませんか？ 「ママ、どこ行ったのー！」という切実な叫びは、親にとって嬉しい反面、少し困ってしまうこともありますよね。では、一体いつ頃から赤ちゃんはママがいなくなると泣き出すようになるのでしょうか？

一般的には、生後8ヶ月頃から後追いと呼ばれる行動が見られ始め、9ヶ月から1歳頃にピークを迎えると言われています。 それまでの赤ちゃんは、まだ世界と自分を明確に区別できていないため、ママがそばにいなくても特に不安を感じることは少ないのです。

しかし、成長とともに認知機能が発達し、「ママは自分とは違う存在である」「ママはどこかに行ってしまう可能性がある」ということを理解できるようになります。 これが、ママとの分離に対する不安、いわゆる「分離不安」の始まりです。

この時期の赤ちゃんにとって、ママは安心できる世界の中心。 いつもそばにいてくれる、温かくて優しい存在です。 そのママがいなくなるということは、赤ちゃんにとって世界の崩壊にも似た衝撃なのです。

後追いは、赤ちゃんがママとの愛着を深めている証拠であり、正常な発達過程の一つです。 むしろ、後追いをしない赤ちゃんもいるため、必ずしも全ての赤ちゃんが同じように後追いをするわけではありません。 赤ちゃんの個性や発達段階によって、後追いの程度や時期には個人差があることを理解しておきましょう。

さて、後追いが始まった赤ちゃんを少しでも安心させるために、親ができることは何でしょうか？

• 声をかけながら行動する: 家事をするときなど、赤ちゃんから離れる際には「ちょっと洗濯物を干してくるね」「すぐ戻ってくるからね」と、声をかけながら行動しましょう。 言葉の意味は分からなくても、ママの声が聞こえるだけで安心する赤ちゃんもいます。

• 「いないいないばあ」で練習する: 赤ちゃんにとって、ママがいなくなることは不安なことですが、「いないいないばあ」は、ママがいなくなっても必ず戻ってくるということを楽しく学べる遊びです。 繰り返し遊ぶことで、分離不安を和らげる効果が期待できます。

• 少しずつ慣れさせる: 最初は数秒、徐々に時間を延ばしながら、赤ちゃんから離れる練習をしてみましょう。 ママが見えなくても、安全な場所で一人で遊べる時間を作ることも大切です。

後追いの時期は、親にとっても大変な時期ですが、赤ちゃんの成長を実感できる貴重な時間でもあります。 赤ちゃんの気持ちを受け止めながら、焦らず、ゆっくりと向き合っていきましょう。 そして、たくさんの愛情を注いであげてください。そうすることで、赤ちゃんは安心して成長していくことができるでしょう。