ウインカーを出さないと違反点数は？

ウインカー出さないと、一体どうなる？違反点数と意外な落とし穴

運転中に当たり前のように使うウインカー。しかし、その重要性を改めて意識することは少ないかもしれません。「ちょっとくらい、いいだろう」と安易に考えていると、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があります。今回は、ウインカーを出さない場合にどうなるのか、違反点数だけでなく、それ以上のリスクについても掘り下げて解説します。

ウインカーを「出さない」違反：合図不履行違反

ウインカーを出さずに進路変更や右左折を行うと、「合図不履行違反」という違反行為に該当します。道路交通法にはっきりと定められており、違反した場合は以下のペナルティが科せられます。

• 違反点数：1点
• 反則金：6,000円（普通車の場合）

原付や二輪車、大型車など、車種によって反則金の金額は異なりますが、どの車種であっても違反点数が加算されることは変わりません。たった1点、と思うかもしれませんが、累積点数によっては免許停止などの処分に繋がる可能性もあるので、油断は禁物です。

違反点数だけじゃない！ウインカー不使用のリスク

もちろん、ウインカーを出さないことのリスクは違反点数だけではありません。

• 事故のリスク増大: ウインカーは、周囲の車両や歩行者に対して、自分の車の動きを知らせるための重要な手段です。ウインカーを出さないと、周囲はあなたの車の動きを予測できず、追突事故や接触事故などの原因になります。特に、合流や車線変更の際には、ウインカーを出さないことが重大な事故に繋がる可能性があります。

• 周囲からの信頼を失う: 交通社会は、お互いの意思疎通と信頼関係で成り立っています。ウインカーを出さない運転は、周囲の運転者や歩行者を混乱させ、不快感を与え、結果的に周囲からの信頼を失うことに繋がります。「あの車は危険だ」と思われてしまうと、他の運転者からの協力も得られにくくなり、より運転しにくい状況に陥ることも考えられます。

• 煽り運転やトラブルの誘発: ウインカーを出さない運転は、周囲の運転者をイライラさせ、煽り運転や交通トラブルに発展する可能性もあります。最近はドライブレコーダーの普及により、悪質な運転は記録されやすくなっており、SNSなどで拡散されるリスクも高まっています。

「出すのが面倒」はNG。安全運転の基本を徹底

「ちょっとだけだから」「面倒だから」といった理由でウインカーを省略するのは、非常に危険な行為です。ウインカーは、自分の安全だけでなく、周囲の安全を守るための大切なツールです。

• 進路変更の3秒前にはウインカーを出す
• 右左折時は、30メートル手前でウインカーを出す
• 車線変更後や右左折後、ウインカーが消えているか確認する

これらの基本を常に意識し、安全運転を心がけましょう。ウインカーを出すことは、円滑な交通の流れを作り出し、安全で快適な運転環境を実現するために不可欠です。些細なことかもしれませんが、改めてウインカーの重要性を認識し、安全運転を徹底していきましょう。