ハイビーム測定の対象となる年式は?

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1998年9月1日以降製造の自動車(二輪車、側車付二輪車、大型特殊自動車、トレーラ除く)は、新たなハイビーム検査基準が適用されます。それ以前の車両は従来の検査方法が継続されます。新基準対象外車両は、従来どおりハイビーム検査が行われますのでご注意ください。

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ハイビーム検査基準、あなたの車は何年式? 新旧基準の分かれ目と注意点

自動車のヘッドライト、特にハイビーム(走行用前照灯)の検査基準は、安全運転のために重要な役割を果たしています。しかし、実はこのハイビームの検査基準、すべての車に同じものが適用されるわけではありません。製造年式によって、適用される基準が異なるのです。

この記事では、ハイビーム検査の対象となる年式について、詳しく解説します。あなたの車がどちらの基準で検査されるのかを知り、車検対策にお役立てください。

ハイビーム検査基準の新旧、その分かれ目は?

1998年9月1日。この日付が、ハイビーム検査基準の大きな分かれ目となります。

  • 1998年8月31日以前に製造された車両: 従来の検査基準が適用されます。
  • 1998年9月1日以降に製造された車両: 新しい検査基準が適用されます。

つまり、1998年9月1日以降に製造された自動車は、より厳格な基準でハイビームの検査を受ける必要があるということです。

新旧基準、何が違う?

具体的な新旧基準の違いは、ハイビームの光軸(光の向き)測定方法にあります。

  • 旧基準: ロービームでの光軸測定が必須。ハイビームでの測定は、ロービームで基準を満たせない場合に行われる追加的な測定でした。
  • 新基準: ハイビームでの光軸測定が必須となり、ロービームでの測定は任意となりました。つまり、ハイビームの光軸が基準を満たしていることが、車検合格の必須条件となったのです。

この変更により、ハイビームの照射範囲や明るさがより重視されるようになりました。

注意点:適用対象外の車両

今回のハイビーム検査基準の変更は、すべての車両に適用されるわけではありません。以下の車両は、新基準の対象外となり、従来の検査方法が継続されます。

  • 二輪車
  • 側車付二輪車
  • 大型特殊自動車
  • トレーラ

これらの車両は、従来どおりロービーム検査がメインとなり、ハイビーム検査は必要な場合のみ行われます。

車検対策:確認すべきポイント

ご自身の車両がどちらの基準で検査されるのかを把握した上で、車検対策として以下の点を確認しておきましょう。

  • ヘッドライトの状態: レンズの曇りやひび割れ、バルブの劣化がないか確認しましょう。これらの状態は、光量不足や光軸のずれにつながる可能性があります。
  • 光軸調整: 近くの整備工場やカー用品店で、光軸調整を依頼することをおすすめします。特に、1998年9月1日以降に製造された車両は、ハイビームでの光軸調整が重要です。
  • 適切なバルブの選択: ヘッドライトバルブを交換する際は、車検対応の製品を選びましょう。明るすぎるバルブや、光軸がずれやすいバルブは、車検に通らない可能性があります。

まとめ

ハイビーム検査基準は、製造年式によって適用される基準が異なります。1998年9月1日を境に、新しい基準が適用される車両と、従来の基準が適用される車両に分かれます。ご自身の車両がどちらの基準で検査されるのかを把握し、適切な車検対策を行うことが大切です。安全な運転のために、定期的なヘッドライトの点検と調整を心がけましょう。