マイクロバスの免許は中型限定免許ですか？

マイクロバスの運転に必要な免許：中型免許「限定あり」では運転不可？

マイクロバスを運転したいと考えた時、多くの方が気になるのが免許の種類です。一般的にマイクロバスは、乗客を複数人乗せるため、普通自動車免許では運転できません。では、中型免許、特に「8t限定」と記載された中型免許では運転できるのでしょうか？

結論から言うと、中型免許（8t限定あり）ではマイクロバスを運転することはできません。

マイクロバスは、車両総重量が5トン以上8トン未満、または乗車定員が11人以上29人以下の車両に該当することが一般的です。中型免許（8t限定あり）は、これらの条件を満たすマイクロバスの運転を許可していません。

なぜ中型免許（8t限定あり）ではマイクロバスを運転できないのか？

中型免許（8t限定あり）は、その名の通り、「車両総重量8トン未満」の車両に限定された免許です。これは、普通自動車免許を取得した後に中型免許制度が導入された際に、自動的に付与されたり、限定解除を行わなかった場合に適用されます。つまり、運転できる車両の範囲が、以前の普通自動車免許の範囲とほぼ同じになっているのです。

マイクロバスは、車両によっては車両総重量が8トンを超える場合があり、また乗車定員も11人以上であるため、中型免許（8t限定あり）の運転範囲を超えてしまいます。

マイクロバスを運転するために必要な免許

マイクロバスを運転するためには、以下のいずれかの免許が必要です。

• 中型免許（8t限定なし）： こちらは、8トン限定を解除した中型免許です。マイクロバスの車両総重量が8トン未満であれば、この免許で運転可能です。
• 大型免許： こちらは、車両総重量や乗車定員に制限がないため、全てのマイクロバスを運転することができます。

中型免許（8t限定あり）から中型免許（8t限定なし）への切り替え方法

現在、中型免許（8t限定あり）をお持ちの方がマイクロバスを運転したい場合、8t限定を解除する必要があります。限定解除の手続きは、自動車教習所で教習を受け、技能試験に合格するか、運転免許試験場で技能試験を受けるかのいずれかの方法で行うことができます。

自動車教習所での教習は、技能試験対策を効率的に行えるため、比較的スムーズに限定解除できるでしょう。運転免許試験場での技能試験は、費用を抑えることができますが、合格難易度が高い傾向にあります。

まとめ

マイクロバスの運転には、車両のサイズや乗車定員に合わせた免許が必要です。中型免許（8t限定あり）では運転できないため、運転を希望する場合は、中型免許（8t限定なし）または大型免許を取得する必要があります。ご自身の運転したいマイクロバスの車両情報を確認し、必要な免許を取得するようにしましょう。