何年運転しないとペーパードライバーですか?

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運転経験があっても、3年間ハンドルを握らなければペーパードライバーと言えるでしょう。運転の勘は3年で薄れ、安全運転に支障をきたす可能性があります。MEET THE CARS株式会社の古賀章成インストラクターも同様の見解です。
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何年運転しないとペーパードライバー? 運転の勘を取り戻すために

「最近、全く運転してないな…」

そう感じているあなたは、もしかしたら“ペーパードライバー予備軍”かもしれません。運転免許証を取得したものの、仕事や生活環境の変化で車を手放したり、公共交通機関を利用するようになり、気がつけば数年運転していない…という方もいるのではないでしょうか?

では、一体何年運転しないとペーパードライバーと呼ばれるのでしょうか?明確な定義はありませんが、一般的には「3年以上運転していない状態」を指すことが多いようです。

運転スキルは3年で錆びつく!?

「3年も運転していなければ、さすがに運転なんてできない…」

そう思う方もいるかもしれません。しかし、実際には3年運転していなくても、すぐに運転ができなくなるわけではありません。自転車に乗るのと同じように、一度身につけた運転スキルは簡単には忘れ去られないからです。

ただし、注意すべき点が一つ。それは「運転感覚の低下」です。

MEET THE CARS株式会社の古賀章成インストラクターによると、「運転スキルは自転車と似ていますが、自転車よりもはるかに複雑な操作が求められます。3年以上運転から遠ざかると、この複雑な操作をスムーズに行うための“運転感覚”が鈍ってしまい、安全な運転に支障をきたす可能性があります。」とのこと。

具体的には、以下のような変化が考えられます。

  • 車間距離の感覚が掴みにくくなる
  • 車線変更や合流のタイミングが遅れる
  • 危険予測や状況判断が遅くなる
  • アクセルやブレーキの操作がぎこちなくなる
  • バック駐車や縦列駐車がうまくできない

これらの変化は、事故のリスクを高めるだけでなく、同乗者にも不安を与えかねません。

運転の勘を取り戻すために

もし、あなたがペーパードライバー予備軍だと感じているなら、早めに対策をしておくことが大切です。

古賀インストラクターは、「運転の勘を取り戻すためには、まずは運転に慣れた人と一緒に、交通量の少ない道で練習することをおすすめします。その後、徐々に交通量の多い道や高速道路など、様々な状況下での運転に挑戦していくと良いでしょう。」とアドバイスしています。

また、最近ではペーパードライバー向けの講習を実施している自動車教習所も増えています。プロの指導を受けることで、安全運転の知識やスキルを効率的に身につけることができます。

運転は、私たちの生活を豊かにしてくれると同時に、大きな責任を伴う行為です。安全で快適なカーライフを送るためにも、「自分は大丈夫」という思い込みを捨て、運転スキルを常に磨いていくことが大切です。