救急車で7700円かかるのはなぜですか?

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2016年、医療逼迫対策として導入された「選定療養費」が救急車利用料7700円の根拠です。これは、紹介状なしで規模の大きい病院を受診する軽症患者への負担金であり、救急車の利用料とは別料金です。大病院への軽症患者集中を防ぎ、医療資源の適正化を図る政策の一環です。
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救急車の利用料が7,700円なのはなぜ?

救急車で搬送されると、多くの場合7,700円の料金を請求されます。この料金の根拠は、2016年に導入された「選定療養費」という制度にあります。

選定療養費とは?

選定療養費とは、紹介状なしで規模の大きい病院を受診する軽症患者に課される負担金です。この制度の目的は、大病院への軽症患者の集中を防ぎ、医療資源の適正化を図ることです。

救急車利用料との関係

救急車利用料は選定療養費とは別の料金ですが、選定療養費制度が導入されたことで、救急車の利用料も7,700円に設定されました。これにより、軽症患者が紹介状なしで救急車で大病院を受診するのを抑止する狙いがあります。

適用条件

選定療養費が適用される条件は次のとおりです。

  • 紹介状なしで規模の大きい病院を受診する。
  • 軽症(緊急性が高い場合を除く)。
  • 救急車を利用して受診する。

注意すべき点

以下の場合、選定療養費は適用されません。

  • 緊急性がある場合。
  • 紹介状を持っている場合。
  • 規模の小さい病院を受診する場合。
  • 自力で受診した場合。

まとめ

救急車利用料が7,700円なのは、「選定療養費」制度に基づいています。この制度は、大病院への軽症患者の集中を防ぎ、医療資源の適正化を図ることを目的としています。ただし、緊急性がある場合や紹介状を持っている場合などは、選定療養費は適用されません。