業種とはどういう意味ですか？

業種とは何か？

業種とは、企業の事業内容を分類したものです。企業によって提供される製品やサービスの種類によって、さまざまな業種に分類されます。

日本では、総務省統計局によって定められた「日本標準産業分類（JSIC）」が広く基準として用いられています。JSICは20項目から構成されており、それぞれがさらに細分化されています。主な業種には、以下のものがあります。

• 第一次産業: 農業、林業、漁業などの、自然資源の採取や一次的な加工を行う産業
• 第二次産業: 製造業、建設業などの、原材料を製品や構造物に変換する産業
• 第三次産業: サービス業、運輸業、通信業などの、無形財や情報を主な対象とする産業

また、証券コード分類（SCC）も業種の分類に利用されますが、SCCはJSICに準拠しています。

業種は、企業活動の分野を大まかに示す指標として活用されています。企業の財務状況や事業内容を分析したり、同業他社の競争状況を把握したりするために使用されます。また、政府や調査機関が、産業動向の把握や経済政策の策定に利用することもあります。

業種は、企業の事業内容の変化に応じて随時見直され、新しい産業や技術の出現に伴って新たな業種が追加されることもあります。