道路標識のフォント名は？

道路標識のフォント名

日本の道路標識には、次の 2 種類のフォントが使用されています。

1. 丸ゴシック

一般道路の標識に使用される書体は、「丸ゴシック」と呼ばれるフォントです。丸みを帯びた柔らかな形状が特徴で、読みやすく視認性に優れています。

2. 角ゴシック

高速道路の標識に使用される書体は、「角ゴシック」と呼ばれるフォントです。角ばったシャープな形状が特徴で、高速走行中でも鮮明に認識できます。

フォントの違いの理由

道路標識のフォントの違いは、標識の視認性を向上させるために採用されています。

一般道路では、速度が比較的低いため、丸みを帯びた丸ゴシックフォントを使用することで、標識をより認識しやすくしています。

一方、高速道路では速度が高いため、角張った角ゴシックフォントを使用することで、標識を高速走行中にも鮮明に認識できます。

特殊な道路標識

特定の種類の道路標識には、特別なフォントが使用されています。

• 警報標識: 黒地に白抜きの文字で、視認性を高めるために太字のフォントを使用しています。
• 規制標識: 赤色または青色の背景に白抜きの文字で、丸ゴシックフォントを使用していますが、角ゴシックフォントよりも太く、視認性を向上させています。
• 案内標識: 緑色または白色の背景に黒文字で、丸ゴシックフォントを使用しています。高速道路では、見出し部分に角ゴシックフォントを使用して視認性を向上させています。

フォントの標準化

道路標識のフォントは、国土交通省が定める「道路標識、区画線及び道路標示に関する告示」によって標準化されています。この告示では、使用するフォントの種類、サイズ、色の詳細が規定されています。これにより、道路標識の視認性と一貫性が確保されています。