ICOCAで改札に入ってそのまま出ることはできますか？

ICOCAで改札を「入場券」代わりに？ ちょっと待って！その行為、違法かも？！

ICOCAなどの交通系ICカードは、電車に乗るための便利なツールですが、使い方を間違えると大変なことになる可能性があります。

「ちょっとトイレだけ借りたいから…」

「待ち合わせに便利だから…」

こんな理由で、ICOCAを使って改札を通過し、電車に乗らずにそのまま出てしまう… あなたも一度は考えたことがあるのではないでしょうか？

しかし、ちょっと待ってください！ 実はそれ、不正乗車とみなされる可能性があるんです！

ICOCAはあくまでも「運賃を支払うための手段」であり、「入場券」として使うことはできません。改札を通過した時点で、あなたは「電車に乗る」という契約を鉄道会社と結んだことになります。そして、その対価として運賃を支払う義務が生じるのです。

もしICOCAの残高が不足していたり、チャージを忘れていたりすると、出場時にエラー音が鳴り、ゲートが閉まってしまいます。駅員さんに事情を説明しても、運賃を支払わなければなりませんし、最悪の場合、不正乗車としてペナルティが課せられることもあります。

「バレなければいいや」

そう思ってはいませんか？ しかし、駅構内にはたくさんの監視カメラが設置されており、あなたの行動は常に監視されています。また、駅員さんに見つからなくても、後日、防犯カメラの映像などから不正乗車が判明し、重いペナルティを科される可能性もゼロではありません。

「たった数分のことなのに…」

そう思うかもしれません。しかし、ルールはルールです。ほんの少しの気の緩みが、大きなトラブルに発展する可能性もあることを忘れてはいけません。

トイレを借りたい場合は、駅構内のトイレを利用するか、駅員さんに事情を説明して入場券を購入しましょう。待ち合わせは、改札の外で行うか、駅構内の待合室を利用するのがおすすめです。

ICOCAなどの交通系ICカードは、正しく利用してこそ便利なツールです。ルールを守って、安全で快適な鉄道の旅を楽しみましょう。