オレンジカードとイオカードの違いは何ですか?

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オレンジカードは、国鉄時代のプリペイド式乗車券カードで、自動券売機や精算機でのみ利用できました。改札機への直接投入はできませんでした。一方、イオカードやJスルーカードは、その後のシステムで、改札機に直接投入して利用できるようになっています。
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オレンジカードとイオカードの違い

国鉄時代から現在まで、日本の鉄道ではさまざまな種類の乗車券カードが利用されてきました。その中で、オレンジカードとイオカードは、特徴や用途が異なる2つの代表的なカードです。

オレンジカード

オレンジカードは、1986年に導入されたプリペイド式乗車券カードです。自動券売機や精算機でのみ購入・利用することができ、改札機への直接投入はできませんでした。カードには1枚につき1000円分の磁気データが記録されており、乗車時に精算機でタッチすることで運賃を差し引く仕組みでした。

イオカード

イオカードは、2001年に導入されたICカード乗車券です。改札機に直接投入して利用でき、運賃はカード内のICチップに記録された残高から自動的に差し引かれます。また、イオカードは電子マネー機能も持ち、駅売店やコンビニでの買い物にも利用できます。

主な違い

オレンジカードとイオカードの主な違いは次のとおりです。

  • 利用方法: オレンジカードは精算機でタッチして利用する必要がありますが、イオカードは改札機に直接投入して利用できます。
  • 残高管理: オレンジカードはあらかじめ1000円分の残高が記録されており、残高がなくなると使い捨てになります。一方、イオカードは残高がなくなるまで繰り返し利用できます。
  • 追加チャージ: オレンジカードは追加チャージすることはできませんが、イオカードは自動券売機や指定のチャージ機で追加チャージできます。
  • 機能: イオカードは電子マネー機能も持ちますが、オレンジカードには電子マネー機能はありません。

用途

オレンジカードは、導入当初は主に短距離乗車に利用されていました。しかし、現在ではほとんどの鉄道会社で利用が終了しています。

イオカードは、短距離乗車から長距離乗車まで幅広い用途で利用されています。また、電子マネー機能を利用することで、駅やコンビニでの買い物にも便利です。

現在の状況

オレンジカードは2001年のイオカード導入に伴い、徐々に利用が減少しました。現在では、ほとんどの鉄道会社で利用が終了しています。

一方、イオカードは現在でも広く利用されているICカード乗車券です。多くの鉄道会社で共通利用されており、利便性が高いという特徴があります。