偽札をもらったらどうすればいいですか？

偽札を受け取ってしまった！焦らず冷静に、その後の正しい対処法

偽札を受け取ってしまった時、誰でも慌ててしまうのは当然です。しかし、冷静さを保ち、正しい対処をすることで、自身を守り、偽札の流通を防ぐことに繋がります。この記事では、偽札を受け取った際の具体的な対処法について、より詳細に解説します。

1. 受け取った瞬間の対応：落ち着いて状況を把握する

まず、偽札だと気づいたとしても、その場で騒ぎ立てたり、相手を責めたりするのは避けましょう。感情的にならず、冷静に状況を把握することが重要です。

• 相手の特定: 可能であれば、相手の特徴（服装、年齢、性別など）を記憶しておきましょう。また、店員であればレジ番号や時間帯なども記録しておくと、後々警察に情報を提供する際に役立ちます。
• 周囲の状況確認: 周囲に人がいるか、防犯カメラがあるかなど、状況を把握します。

2. 偽札の保全：証拠としての価値を最大限に活かす

偽札は重要な証拠品となります。以下の点に注意して、慎重に保管しましょう。

• 触らない: 指紋などの証拠を保護するため、できる限り触らないようにしましょう。もし触ってしまった場合は、どの部分を触ったか覚えておくと良いでしょう。
• ビニール袋などに入れる: 清潔なビニール袋や封筒に入れて、他のものと接触しないように保管します。
• 記録を残す: 受け取った日時、場所、状況などを詳細に記録しておきましょう。可能であれば、受け取った時のレシートなども一緒に保管しておくと、より信憑性が高まります。

3. 警察への届け出：迅速かつ正確な情報提供

偽札を受け取った場合は、速やかに警察に届け出ることが義務です。

• 最寄りの警察署または交番へ: 偽札を持って、最寄りの警察署または交番へ行きましょう。
• 事情を説明する: 偽札を受け取った経緯、状況、相手の特徴などを詳しく説明します。
• 証拠品の提出: 保管していた偽札や関連する記録を警察に提出します。
• 被害届の提出: 警察の指示に従い、被害届を提出します。

4. 絶対にしてはいけないこと：二次被害の防止

偽札を受け取った際に、絶対にしてはいけないことがあります。

• 他人に渡したり、使用したりしない: 知ってて偽札を他人に渡したり、使用したりすると、「偽造通貨等収受罪」に問われ、懲役刑に処される可能性があります。
• 自分で処分しない: 偽札は重要な証拠品です。自分で処分せずに、必ず警察に提出しましょう。
• インターネットオークションやフリマアプリでの販売: 当然ながら、偽札をインターネットオークションやフリマアプリで販売することも犯罪です。

5. その他の注意点：自身を守るために

• 弁護士への相談: 不安な場合は、弁護士に相談することをおすすめします。法的アドバイスを受け、今後の対応についてサポートしてもらいましょう。
• 家族や友人への相談: 精神的な負担が大きい場合は、信頼できる家族や友人に相談し、支えになってもらいましょう。

偽札を受け取ることは稀なケースですが、万が一の事態に備え、正しい知識を身につけておくことが大切です。この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです。