外貨預金を売却したら税金はいくらかかりますか?

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為替差益に対してのみ税金がかかります。つまり、売却時の円換算額が購入時の円換算額を上回った場合、その差額が利益となり、雑所得として総合課税の対象となります。具体的には、給与所得などの他の所得と合算し、所得税率に応じて税額が計算されます。 なお、売却時の円安で損失が出た場合は、他の雑所得と損益通算できます。 特定口座(源泉徴収あり)の場合は、売却時に自動的に税金が源泉徴収されます。
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外貨預金を売却した際の税金

外貨預金を売却した場合、為替差益に対してのみ課税されます。つまり、売却時の円換算額が購入時の円換算額を上回った場合、その差額が利益となり、雑所得として総合課税の対象となります。

税額は、他の所得と合算した上で所得税率に応じて計算されます。

税金の計算方法

外貨預金の売却益に対する税額は、以下の計算式で求められます。

税額 = 為替差益 × 所得税率

所得税率は、所得金額に応じて以下の通り段階的に設定されています。

所得金額 税率
0円~195万円 5%
195万円~330万円 10%
330万円~695万円 20%
695万円~900万円 23%
900万円~1800万円 33%
1800万円~4000万円 40%
4000万円超 45%

特定口座(源泉徴収あり)の税金

特定口座(源泉徴収あり)で外貨預金を売却した場合、売却時に自動的に税金が源泉徴収されます。源泉徴収された税額は、確定申告時に他の所得と合算して調整されます。

損失が出た場合

外貨預金を売却して損失が出た場合は、他の雑所得と損益通算できます。つまり、他の所得から損失分を差し引いた金額が課税対象となります。

税金申告のタイミング

外貨預金の売却益は、確定申告で申告する必要があります。確定申告の時期は、毎年2月16日から3月15日です。

まとめ

外貨預金を売却した場合、為替差益に対してのみ課税されます。税額は、他の所得と合算した所得税率に応じて計算されます。特定口座(源泉徴収あり)の場合は、売却時に自動的に税金が源泉徴収されます。損失が出た場合は、他の雑所得と損益通算できます。外貨預金の売却益は、確定申告で申告する必要があります。