銀行にお金を預けるとき税金はかかりますか？

銀行預金にかかる税金

銀行にお金を預けるとき、元本には税金はかかりません。つまり、預けた金額自体に対する課税はありません。

しかし、預金によって生じる利息には税金が課せられます。この利息収入は所得税の対象となるため、その額に応じて税率が決定されます。税率は個人の所得状況によって異なります。

預金利息にかかる税率

預金利息にかかる税率は、他の所得と合算した総合課税所得の金額によって決まります。

• 所得が2,000万円以下の場合： 5%
• 所得が2,000万円超5,000万円以下の場合： 10%
• 所得が5,000万円超の場合： 15%

ただし、特定の要件を満たす一定の利息所得については、非課税や軽減税率が適用されます。例えば、以下の場合です。

• 少額貯蓄非課税制度： 年間利息収入が20万円以下の場合、非課税
• 公社債等利子非課税制度： 国債や地方債などの公社債の利息収入が非課税

税金控除の活用

預金利息にかかる税金を軽減する方法として、税金控除を活用することができます。

• 少額の公的年金等受給者等に対する利息等所得控除： 65歳以上で、公的年金や退職金などの収入が所得要件を満たす場合、利息収入の一部が非課税に
• 障害者等所得控除： 障害のある人で、所得要件を満たす場合、利息収入の一部が非課税に

まとめ

銀行にお金を預けるとき、元本には税金はかかりません。しかし、預金によって生じる利息には所得税が課せられます。税率は所得状況によって異なりますが、非課税や軽減税率が適用される場合もあります。また、税金控除を活用することで、税金を軽減することが可能です。預金利息を得る際には、税金控除などを考慮に入れて計画的に預金しましょう。