銀行 1000万円 ペイオフ いつから？

銀行預金のペイオフ制度：1,000万円までの保護範囲

預金保険制度は、銀行などが経営破綻した際に預金者の預金を一定額まで保護する制度です。日本では、2002年4月1日から預金保険による保護範囲が原則1,000万円まで（利息込み）に限定されました。

ペイオフ凍結措置の終了

それまでは、預金全額保護の特例措置（ペイオフ凍結）がとられていました。これは、金融危機時に預金者の不安を軽減し、銀行システムの安定を図るために導入されたものでした。しかし、金融システムの安定が確保されたため、2002年にペイオフ凍結措置が終了し、保護範囲が1,000万円までに戻されました。

ペイオフ制度の対象

ペイオフ制度の対象となるのは、以下の金融機関の預金です。

• 銀行
• 信用金庫
• 信用組合
• 農協
• 漁協

保護される範囲

• 通常預金
• 定期預金
• 当座預金
• 外貨預金（円換算額で1,000万円まで）

ペイオフ制度の注意点

• 支店ごとに保護対象となる金額が1,000万円までです。
• 複数の金融機関に預金がある場合、合計額が1,000万円を超えると保護されない部分が発生します。
• 外貨預金は、円換算額で保護されます。
• 定期預金は、満期日前に解約するとペイオフ対象外になる場合があります。

預金者のリスクを軽減するためには、複数の金融機関に分散して預金するなどの対策を講じることが重要です。