1000万円を貯金したら税金はかかりますか?

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預金自体は税金がかかりませんが、利息には税金がかかります。1,000万円を預けて利息を得た場合、元金は非課税ですが、利息は課税対象となります。
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1000万円の貯金に税金がかかるのか?

一般に、預金そのものには税金はかかりません。しかし、貯金に付く利息には課税されます。

1000万円の預金の場合

1000万円を銀行などの金融機関に預金した場合、預金した元金1000万円には税金はかかりません。ただし、預金期間中に利息が発生した場合、その利息に対して税金が発生します。

利息への課税

日本の税制では、預金利息には源泉所得税が課せられます。源泉所得税とは、金融機関が利息を支払う際にあらかじめ税金を差し引く制度です。

利息にかかる税率

利息にかかる源泉所得税の税率は、個人の所得税率によって異なります。2023年時点での税率は以下の通りです。

  • 所得が195万円以下: 20%
  • 所得が195万円超〜400万円以下: 23%
  • 所得が400万円超〜695万円以下: 33%
  • 所得が695万円超〜900万円以下: 40%
  • 所得が900万円超: 45%

仮に1000万円を1年定期預金で預け、年利1%で利息が10万円発生したとします。この場合、利息には以下の計算で税金が差し引かれます。

  • 利息: 100,000円
  • 所得税率: 20%
  • 源泉所得税: 100,000円 x 20% = 20,000円

したがって、受け取る利息は税金差し引き後の80,000円となります。

税金の申告・還付

一般的に、金融機関が源泉所得税を差し引いた後は、納税の義務は終わりです。ただし、確定申告書を提出することで、所得税額の調整や還付を受けることができます。

確定申告が必要な例として、以下の場合が挙げられます。

  • 源泉所得税の税率が実際の所得税率よりも高かった場合
  • 医療費控除など他の所得控除がある場合

まとめ

1000万円の貯金そのものには税金はかかりませんが、利息には源泉所得税が課せられます。利息にかかる税率は個人の所得税率によって異なります。