12月に働いた給料はいつの所得になりますか？

12月分の給料はいつの所得になる？ 複雑な給与と税金の関係を徹底解説！

12月に頑張って働いた給料、年末が近づくと「これって今年の所得になるの？ 来年の所得になるの？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。特に年末調整や確定申告を控えていると、税金の計算にどう影響するのか気になりますよね。

一般的には、12月に働いた分の給料は、支給日が翌年1月になることが多いため、翌年の所得として扱われます。しかし、これが常に当てはまるわけではありません。給与計算期間と支給日の関係、そして年末調整との絡みで、いくつかのケースが考えられます。

給与計算期間と支給日の関係：カレンダー通りとは限らない！

多くの会社では、給与計算期間を設けており、その期間内に働いた分の給料が、特定の支給日に支払われます。例えば、

• 12月1日から12月31日までを計算期間とし、翌年1月25日に支給：この場合は、12月分の給料は翌年1月の所得となります。

しかし、会社によっては、

• 11月21日から12月20日までを計算期間とし、12月31日に支給：この場合は、12月分の給料の一部（12月1日から12月20日までの分）は当年12月の所得となります。

このように、給与計算期間と支給日の関係によって、12月分の給料がいつの所得になるかが変わってくるのです。

年末調整との関係：12月分の給料はどこまで含まれる？

年末調整は、その年の1月1日から12月31日までの所得に対して行われます。多くの会社では、12月の中旬くらいまでに支給される給料までを年末調整の対象としていることが多いでしょう。

しかし、上記のように12月31日に給料が支給される場合や、12月末に賞与（ボーナス）が支給される場合は、年末調整に間に合わないことがあります。その場合は、自身で確定申告を行う必要があります。

確認方法：給与明細と源泉徴収票をチェック！

ご自身の12月分の給料がいつの所得になるのかを正確に知るためには、以下の2点を確認することが重要です。

1. 給与明細: 給与明細には、給与計算期間と支給日が明記されています。これを見ることで、どの期間の労働に対する給料がいつ支払われたのかを確認できます。

2. 源泉徴収票: 源泉徴収票には、1年間の給与所得と源泉徴収された税金の額が記載されています。源泉徴収票の「支払金額」に、12月分の給料が含まれているかどうかを確認しましょう。

もし判断に迷ったら：税務署や税理士に相談を

上記の方法で確認しても、判断に迷う場合は、税務署や税理士に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、正確な情報を得ることができ、税金の申告漏れなどを防ぐことができます。

12月分の給料がいつの所得になるかは、給与計算期間と支給日の関係、そして年末調整のタイミングによって異なります。しっかりと確認し、正しい税金の申告を行いましょう。