7000万貯蓄している世帯の割合は?

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2019年の調査によると、貯蓄が5,000万円~7,500万円の世帯は全体のおよそ2.9%に相当し、約40万世帯に上ります。

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日本における7000万円貯蓄世帯の割合

個人資産や貯蓄に関する情報は、家計経済調査や国民生活基礎調査などの調査によって収集されています。これらの調査では、貯蓄額や金融資産などの情報が個別に収集されており、それを基に統計データが作成されています。

日本における2019年の家計経済調査によると、5000万円から7500万円の貯蓄を持つ世帯の割合は約2.9%とされています。これは、日本の全世帯のうち約40万世帯に相当します。

この数字は、貯蓄が家計の安定や将来の安心感につながることを重視する日本の国民性や、長期間の低金利政策が資産運用を抑制してきたことなどを反映しています。

貯蓄額の分布

日本の世帯ごとの貯蓄額の分布は、大きく以下の3つの層に分けることができます。

  • 貯蓄ゼロ層: 貯蓄額がほとんどなく、マイナスの場合もあります。
  • 貯蓄中間層: 1000万円未満の貯蓄を持つ世帯。
  • 貯蓄富裕層: 1000万円以上の貯蓄を持つ世帯。

貯蓄富裕層の中でも、さらに5000万円以上を貯蓄している世帯は上位層に位置し、貯蓄額の多い階層に属します。

貯蓄率の推移

日本の貯蓄率は近年低下傾向にあり、1990年には16.8%だったものが、2021年には4.5%まで低下しました。これは、経済成長の鈍化や低金利政策、消費志向の高まりなどが要因とされています。

まとめ

2019年の調査では、7000万円を貯蓄している世帯は日本の全世帯のおよそ2.9%に相当し、約40万世帯にのぼります。この数値は、日本の貯蓄重視の国民性や低金利政策の影響を反映しています。貯蓄は家計の安定や将来の安心感につながる重要な要素ですが、貯蓄率の低下傾向が続いていることには注意が必要です。